千倉(平磯)の三番叟
平磯・諏訪神社までは1.5kmほどの距離です。
開演は午後3時の予定ですから,道の駅ちくら潮騒王国で昼食がてら時間調整します。この間に,ストレージに落とした忽戸の三番叟のカットをチェックし,平磯での構想を練りました。午後2時半,諏訪神社に移動。こちらは神社前に駐車場があって便利でした。
最初に出演者全員で記念撮影した後,午後3時半ころ開演しました。演目は忽戸と同じですが,呼び名が微妙に違い,千代の舞,翁の舞,尉(じょう)の舞(直面の舞,千歳との問答,鈴の舞)の3つでした。忽戸が「雨乞い」神事なのに対して,平磯は「台風除け」と云われています。
こちらも舞い手は氏子の長男で小学生です。舞いの難易度に合わせ,千代は小学4年生,翁は5年生,尉は6年生だそうです。平磯の三番叟は,歌舞伎のくまどりのような化粧と激しいお囃子が特長です。上の写真は,尉役の舞い手に面をつけるところです。世話役さんが,舞い手の子供の耳元でやさしくアドバイスをしていました(クリックで拡大)。舞い時間は全部で1時間ほどで,午後4時半ころ終了しました。
平磯での機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800×2,脚立でした。舞台は正面3方が開いていて,舞台ソデから撮影できます。ただ,四方に巡らせた低い注連縄と,左右に置かれた忌竹が大きな障害で,撮影にはこれらを回避する工夫が必要でした。舞い手と近いので,ストロボは軽くバウンスする程度で十分でした。アマチュアカメラマンは少なかったです。
忽戸,平磯とも,子供とは思えない熱演に感心しました。また,地元の皆さんが三番叟を楽しみにしていて,伝統を受け継ぐ子供たちを暖かく応援する姿がとても印象的でした。
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