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2009/05/30

長野・善光寺

気分転換に,長野までドライブに行ってきました。

090530小雨の中,朝8時半に自宅を出発。関越道から上信越道に入り,横川SAに10時半着。さらに1時間で長野ICです。ICから市街地まで,善光寺参りの車で大渋滞していました。

今年は,7年に一度の善光寺御開帳の年です。本尊の一光三尊阿弥陀如来は秘仏なので,代わりに7年に一度だけ前立本尊(鎌倉期)が公開されます。前立本尊の阿弥陀如来の右手から金糸が延び,五色糸,白い善の綱と結ばれて,本堂前の大回向柱につながっています。なので,回向柱に触れると御本尊に触れたのと同じご利益があるといわれます。

あわよくば御開帳を見て,なんて思いましたが…。山門から境内まで,ものすごい人で埋め尽くされていました。本殿の内陣は2時間待ち,外陣は1時間半待ち,回向柱に触るのは1時間半待ち,同時公開の山門の内部見学は30分待ちと聞いて,あっさり断念。写真を数枚撮り,1時間ほどで善光寺を後にしました。

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2009/05/23

八千代・京成バラ園

バラのシーズンを迎えて,久しぶりに妻と京成バラ園に出かけました。

090523このところの好天で,ローズガーデンでは1000種7000株のバラが満開になっていました。
色とりどりのバラと甘い香りで,気持ちがリラックスしました。バラのソフトクリームは,本当にバラの香りがしてお勧めです。

このバラ園を運営する会社は,今年で創立50周年だそうです。バラが珍しかった時代から,普及と品種改良に取り組み,コンクールで度々受賞するなど国際的に高い評価を得ています。世田谷の「とどろきバラ園」を吸収したり,サフィニアを開発したのも,実はこの会社です。

写真は,イベントで演奏するMIDNIGHT COWBOYSの皆さん。カントリー・ウェスタンとオールデイズの曲を楽しませていただきました。満開のバラの中でのミニコンサートは,なかなか粋なイベントでした。

たくさんの人が写真を撮っていました。最近は,若い女性がデジタル一眼レフを使っている姿が目立ちますね。私はというと,この日はD40とキットレンズの軽装備でした。

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2009/05/08

平泉・中尊寺金色堂

松島から,平泉(岩手県)の中尊寺へ足を延ばします。

090508中尊寺は,平安初期の850年に慈覚大師円仁が開いた天台宗の寺です。平安後期の1105年,奥州藤原氏が中興し,華やかな平泉文化の中心となりました。

奥州藤原氏は蝦夷から東北に移った地方豪族で,朝廷から奥州支配を認められていました。京の政争や源平の勢力争いに巻き込まれず,強大な軍事力と豊富な砂金を背景に,四代(清衡,基衡,秀衡,泰衡)約100年にわたって,奥州で独自の栄華を誇りました。

有名な金色堂は,1124年に清衡公が建立した阿弥陀堂です。屋根瓦のほかは総金箔貼りで,極楽浄土を表現しています。内部の3つの須弥壇(しゅみだん)には,清衡公,基衡公,秀衡公の遺体と泰衡公の首が納められているそうです。
中尊寺は,1337年の火災で伽藍を焼失し,金色堂は唯一建立当時の遺構で国宝です。

金色堂には,築後数十年で簡素な覆い屋根が架けられました。1288年,鎌倉幕府は「覆堂」(さやどう)ですっぽり覆って保護しました。現在は,鉄筋コンクリートの覆堂(上の写真)で保護され,完璧な空調管理で永久保存されています。奥州藤原氏を滅ぼした鎌倉幕府によって保護されたというのも歴史の皮肉を感じます。

今回の旅は,桜を愛でたりおいしいものを食べたりと大満足でした。機材もAF-S DX 18-55mmF3.5-5.6GII,D40,軽量三脚(スプリントPRO)と軽装備で充分間に合いました。
帰路は,平泉ICから東北道→渋滞回避ルートで磐越道→常磐道をひた走って帰りました。

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2009/05/07

松島・島めぐり

松島は,山が海没してできた湾に260余の島が浮かび,美しい景観で日本三景の一つに数えられています。陸からとは違う景色を求めて,船で島めぐりに出かけました。

090507五大堂そばの港から大小の遊覧船が出ていて,巡るコースによって時間と料金が異なります。
愛犬が一緒だと大型の遊覧船はNGとのこと。そこで小型の遊覧船を使うことにしました。
4人までのグループなら6000円で貸し切りになり,船長さんが島の近くで停船して説明してくれますから,ペット連れやアマチュア・カメラマンにもおすすめです。

湾内の島々には,すべて名前が付いているそうです。写真は,鐘島。4つの穴(洞門)に打ち寄せる波が鐘の音に聞こえるので,その名が付いたそうです。
昔,船が小さかったころは穴をくぐるサービスをした時代もあったそうですが,今は崩落の危険もあってやらないそうです。実際,宮城県沖地震で崩落して形が変わってしまった島もあり,今の美しい松島がいつまでも残って欲しいと願わずにはいられませんでした。
40分ほどでしたが,海から松島の魅力を堪能できて,大満足の船旅でした。

次は,再び東北道にのり,岩手県まで足を延ばして平泉・中尊寺を訪ねます。

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2009/05/06

松島・五大堂

瑞巌寺の門前に浮かぶ五大堂は,寺の守護神・五大明王を祀っています。

090506平安初期(807),坂上田村麻呂が東征の際,この島に毘沙門天を祀ったの始まりで,慈覚大師が島に五大明王を祀ったので「五大堂」と呼ばれるようになりました。
伝承によれば,その際,毘沙門天は光を放ちながら沖合いに飛び去り,着いた島が今の毘沙門島だそうです。

現在の建物は,江戸初期(1604)に仙台藩主・伊達政宗公が瑞巌寺の再建と同時に建立したものです。
三間四方の宝形造りで,四方に勾欄のついた縁側と,四面の蟇股に十二支の彫刻が施されています。三百年の風雨に曝されて痛みが激しいですが,桃山期の上品な木造建築で国重文です。
祀っている五大明王像(大聖不動明王・東方降三世・西方大威徳・南方軍荼利・北方金剛夜叉)は,33年に一度ご開帳される秘仏だそうです。

五大堂に架かる赤い橋は,踏み板の間から海が見えるちょっと怖い構造です。「透かし橋」と呼ばれ,「身も心も乱れなく足もとをよく見つめて気を引き締めよ」という意味があるそうです。なるほど。

次は,松島を海から眺めます。

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2009/05/05

松島・瑞巌寺

連休のドライブに,妻と松島(宮城県)~平泉(岩手県)を巡ってきました。今回は次女と愛犬も一緒です。

090505東北道をひた走り,仙台南部・東部道路経由で三陸道松島北ICへ。千円効果で大渋滞を覚悟しましたが,高速道路の渋滞はなし。むしろ松島海岸までの一般道が大渋滞でした。

さすがに大観光地だけあって,松島はものすごい人と車…。何とかコインパーキングに車を置いて,まずは瑞巌寺を訪ねます。

瑞巌寺は,正式には「瑞巌円福禅寺」(臨済宗)といい,平安初期(828)に慈覚大師円仁が天台宗の寺として開創しました。奥州藤原氏の庇護を受けて栄えましたが,藤原氏滅亡後,鎌倉幕府の庇護を受け禅宗に改宗しました。鎌倉中期~江戸初期まで寺は衰亡していたそうです。江戸初期,仙台62万石の藩主・伊達政宗が寺を再建して菩提寺とし,奥州一の大寺となりました。

写真の本堂(1609)は当時のもので国宝です。中に書院造りの部屋があり,藩主専用の「上段の間」や朝廷を迎える「上々段の間」は金箔画の襖(複製)で飾られ,桃山期の華美な影響が現れています。江戸中期,みちのくを旅した松尾芭蕉も「奥の細道」で「七堂甍改まりて金壁荘厳光を輝かし…」と記しています。

隣の庫裡は,大屋根と煙出しの櫓が印象的な旧台所で,こちらも国宝です。宝物館には,本堂の金箔襖絵の実物が分厚いガラスに守られ展示され,見応えがありました。やはり国宝級の建築物ってすごいと思いました。

次は,門前に浮かぶ五大堂へと向かいます。

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2009/05/04

茂原・牡丹園

牡丹の花が見ごろと聞いて,妻と茂原牡丹園に行って来ました。今回は長女&長女の彼氏も一緒でした。

090504茂原牡丹園は,典型的な上総地方の古い農家の面影を残している旧庄屋・加藤家の屋敷庭に,色とりどりの牡丹を植栽して昭和59年に開園しました。今では,約1500坪余の敷地に約250種2500株の牡丹が艶やかな花を咲かせています。

ちょうど晩生の黄色い牡丹が見ごろで,白や赤,紫など色々な牡丹が大輪の花を咲かせていて綺麗でした。
牡丹にこれほどたくさんの品種があったとは,知りませんでした。

築280年の母屋(御茶処)から眺める庭いっぱいの牡丹は,何とも落ち着いた「和」の雰囲気を醸し出していました。

写真は,「大藤錦」という種類の牡丹(たぶん…)。和傘は,雨で花が痛まないように保護しているのだそうです。

茂原牡丹園は,今年は5月10日まで開園しています。

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2009/05/03

印西・鳥見神社の獅子舞

印西市平岡の鳥見(とみ)神社で行われた獅子舞を撮りに行ってきました。

090503平岡鳥見神社の春の例大祭に奉納される獅子舞は,もとは室町後期から大森鳥見神社で舞われていたものが,延宝6年(1678)に平岡鳥見神社に移されたそうです。地区の苗代の種まきが終わってから,悪魔祓いと豊作を祈願して奉納する三匹獅子舞で,県無形民俗文化財です。

神社近くの臨時駐車場に車を置き,準備会場の平岡自治会館へ。会館前では本番さながら最後の練習舞が行われていました。午後0時半,平岡会館を出た練り行列は,20分ほどで神社へ入り,引き続き神事が行われます。

午後1時半,一の舞い(1回目)が始まります。じじ(親獅子=写真,クリックで拡大)・せな(若獅子)・かか(雌獅子)と呼ばれる一人立ちの三匹の獅子が,腹に付けた小太鼓を叩きながら激しく舞います。演目は,初の舞,二の舞,弓越え,寝起き,勇んで三角,蚯蚓(みみず)拾い,喧嘩,仲直り三角,大廻り,抽籤(くじ)びきでした。午後2時半ころ舞い終わると,20分ほど間が入り,新人の舞人による二の舞(2回目)が始まります。午後3時半ころ,獅子舞が終了して盛大な餅撒きが行われ,お開きとなりました。

今回の機材はDX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-600,SB-800でした。拝殿前の広場では,両脇に観客席が設けられ,目の前で獅子が舞うのでゆっくり見物できます。舞い時間が長く,シャッターチャンスは豊富ですが,境内は樹々で薄暗い上,獅子の動きが激しく,被写体ブレには注意が必要でした。小さな神社のお祭りですが,アマチュア・カメラマンは多かったです。

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