旭・鎌数の神楽
神楽取材の第3弾として,旭市の鎌数大神宮の神楽を撮りに行って来ました。
鎌数大神宮は,江戸期の寛文12年(1672),広大な椿海の干拓が成功した際,伊勢神宮から勧進されました。神楽は,その頃から奉納されていたそうで,県無形民俗文化財に指定されています。
花びえの中,現地に到着。午前11時,猿田彦を先頭にお練り行列が神社に入ります(写真,クリックで拡大します)。神楽が始まる昼過ぎまで,しばし休憩です。
正午過ぎ,猿田彦の舞いが始まりました。演目は,オカメ,手力雄命,(稚児舞,)八幡,三宝荒神,榊葉,(稚児舞,)鯛釣,田ノ神,保食神,種まきと続きます。演目間の休憩が長く,ゆっくりとした進行でした。
恵比寿,種まきでは,お約束の餅まきがあります。餅や菓子のほか,インスタントラーメンや大根をまいていたのが面白かったです。午後5時過ぎ,素戔嗚尊の出雲切の舞いで終了し,神楽殿で関係者の御慰労が行われてお開きとなりました。
今回の機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800でした。約5時間の長丁場ですが,一座あたりの舞い時間が短いので,シャッターチャンスが限られました。神楽殿は,正面に大きな幣帛と柵囲いの神域,舞台の左手にお囃子奏者が入ります。神楽殿の床は高く,脚立は3段のものを用意したいところです。
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