会津・野口英世記念館
野口英世は,明治9年(1876),猪苗代湖畔の貧しい農家に生まれました。
1歳のとき,囲炉裏に落ちて左手に大火傷を負いますが,貧しくて医師にかかれませんでした。15歳のとき,癒着した左手の大手術を受け,これがきっかけで医学を目指します。19歳で上京し,21歳で医師試験に合格しました。
順天堂医院や伝染病研究所に勤めた後,24歳でアメリカに渡り,ロックフェラー研究所で蛇毒の血清,梅毒スピロヘータの研究で実績を上げました。
42歳のとき,南米で黄熱病の病原体を発見し,以後は黄熱病の研究に没頭します。50歳でアフリカに渡り,現地で研究中,自らも黄熱病に感染して亡くなりました。
野口英世の生家(上の写真)は,当時のまま保存されています。母屋には,英世が火傷をした囲炉裏や,19歳の上京時に床柱に刻んだ「志を得ざれば再び此の地を踏まず」の文字が残っています。雄大な磐梯山と猪苗代湖に育まれ,世界的な偉人となった野口英世は,会津の大きな誇りだったことでしょう。
今回の会津の旅は,これで終わりです。帰路は,磐梯熱海温泉に立ち寄ってから常磐道で帰宅しました。
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