浦安・三社祭
6月14~15日にかけて行われた浦安三社祭に行ってきました。
浦安三社祭は,旧堀江村・清瀧神社,旧猫実村・豊受神社,旧当代島村・稲荷神社の三社が別々に行っていた祭りを,大正末期から4年に一度合同で行うようになったものです。宮神輿のほか,氏子中や町内会から同好会系まで大小百近くの神輿が繰り出し,街中がものすごい人と熱気で包まれます。
14日の宵宮は,午後8時から各神社で「御魂入れ」式。真っ暗な中,宮司さんが集まった神輿にお札を授けて魂を入れます。この間,カメラもフラッシュ厳禁です。午後9時ころ,式典が終わり,神輿が各町内に戻ります。「ワッショイ」ならぬ「マイダ,マイダ」という独特の掛け声で,威勢よく練りながら,午後10時半ころお開きとなりました。
15日と16日の大祭は,朝から神輿が各地区を練り歩きます。途中,地面すれすれに神輿を下げて回る「地すり」のあと,ヨイヨイ,ソレッと神輿を宙に舞わせる技を見せてくれます。
なぜ「マイダ」なのか,地元のお年寄りに尋ねると,神輿が宙を舞うからという説,道が狭い浦安では神輿が前に進めず「前だ」とあおったからという説,昔は神輿が回りながら寄付を出さない家を叩き壊し「よーし,次はどこだ」「前だ」と言って進んだからという説など,諸説がありました。個人的には最後の説が気に入りました(笑)。
アマチュア・カメラマンはすごい数でした。今回の機材は,VR18-200に日中は脚立,夜間はストロボと一脚を用意しました。反省点は,車で行ったこと。駐車場が少ない上,祭り関係者(含む露天商さん)の車でどこも満車なので,停める場所に苦労しました。あと,お店がほとんど臨時休業中で食事に困りました。
3日間とも天気に恵まれ,漁師町だったころの浦安の良き伝統を存分に味わえました。
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コメント
こんばんは。
ぜんまいねずみさんが三日続けて通った魅力が伝わってきそうです。きっと凄い熱気だったのでしょうね。
脚立持参の気合もすごいです。
浦安の三社祭は知りませんでした。今度実際に見てみたいと思います。
4年に一度ということは、この次はまたオリンピックとうるう年とアメリカ大統領選挙の年ですね。その時に浦安を思い出せるかどうか...(^_^;)
お店が臨時休業というのは見物客泣かせかもしれませんが、海の漁も陸の仕事も休んで、みんなで祭りを楽しんだ昔の気分が今も残っているのは、なかなかいいですね。
投稿: s.fujino | 2008/06/16 22:20