白井・今井の桜
妻と二人で,今井の桜を見に出かけました。
白井市の今井地区を流れる用水「金山落とし」は,江戸期に手賀沼の治水事業で旧名内川を灌漑用水路に改修したものです。今でも,大部分が護岸されないまま自然の土手が残っています。
昭和35年,堤の両岸にソメイヨシノや八重桜約150本が植えられました。その後も植栽が進み,今では名内橋から手賀沼までの約2kmに,280本の桜が植えられています。
春,満開の桜がいっせいに川面を埋めて見事です。
口コミで知られるようになりましたが,訪れる人はまだ少なめです。周囲は田圃が広がり,出店や提灯などの無粋な趣向もありません。もちろん,青いシートを広げて宴会する人々などいませんから,懐かしい里山の風景の中,静かに桜を楽しむことができます。
心穏やかに桜を鑑賞できる貴重な場所で,いつまでも大切にしたい房総の風景の一つです。
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