都会の神社
都内で見かける気になる風景に,虎ノ門の金比羅神社があります。
周りはオフィスビルが建ち並び,参道までがビルの敷地の一部になっています。新しいビル街と由緒ある神社の重厚さが何ともアンバランスで不思議な空間です。
どうして東京にこんぴらさんが?と思いきや,江戸期に讃岐丸亀藩主の京極家が,江戸藩邸に勧請したものだそうです。江戸庶民にも参詣が許され,当時は「こんぴら詣り」が大人気だったようです。
東京都選定歴史的建造物に指定されていますが,空襲で焼失したので,権現造りの社殿と拝殿は昭和26年の,コンクリート造りの本殿は昭和56年の再建です。
周囲を高層ビルに囲まれて,こんぴらさんもちょっと窮屈そうでした。
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