南房総・白間津の大祭2
2日目の本祭では,お浜下り,オオナワタシ(大綱渡し)が行われます。朝,オオナワタシ会場をロケハンしてから,再び日枝神社へ向かいました。
神事の後,午前10時半からお浜下りが始まります。天狗面を被った猿田彦を先頭に,トヒイライ,エンヤボウ,ササラ踊り,神輿,酒樽萬燈の長い列が,浜の仮宮へと進みます。集落の細道をぬうように進み,途中でトヒイライとエンヤボウが1度だけ舞います。ゆっくり歩むので,仮宮到着は正午ころになります。
次の行事まで3時間以上あるので,昼食後,漁港の荷捌き所の日陰でしばし休息。海風が心地よく,いつのまにか眠ってしまいました。
午後3時すぎ,トヒイライ,エンヤボウ,ササラ踊りの舞いとともにオオナワタシ会場へ移動します。オオナワタシは,太陽の神と月の神(日天と月天)が宿る高い幟を立てた俵の山を,男衆が引っぱります。倒さないように引くのが基本ですが,力任せに引き回すので,何度も幟が倒れます。そのたびに見物人は逃げまどい,大きな野次と怒号が飛び交う荒々しい行事です。
この日も,熱中症に注意しながら,手持ちで撮り回りました。初日に出会ったカメラマンの多くと再会しましたから,皆さん,泊まりがけなんですね(笑)。
オオナワタシが終わり,午後5時ころ,祭り会場を後にしました。集落を挙げて伝統を守る姿に感動と元気をもらいました。また4年後に見にこようと思いました。
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