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2007/05/26

写美・昭和の写真展

東京都写真美術館で開催中の「昭和・写真の1945~1989」展に行ってきました。

070526この写真展は,終戦直後~昭和64年の日本を,主に報道写真を中心に,4部構成で振り返る企画です。現在,開催中の第1部は,「オキュパイド・ジャパン」(占領下の日本)と題して,昭和20年代をテーマにしています。

闇市,復員の列車,闊歩するGI,血のメーデーなど,懸命に生きる日本の姿を撮ったモノクロ写真は,すごい迫力です。若かりしころの木村伊兵衛,林忠彦,三木淳など,巨匠の写真がたくさんあって,ファインダー越しに鋭い感性が伝わってきます。写真の原点を見たような気がしました。

昭和30年代は,人々が貧しいながらも希望や夢を持って,助け合いながら汗を流して懸命に生きていた時代です。もちろん,今の方がずっと裕福で満ち足りているはずですが,なぜか「あの頃に帰りたい」郷愁を感じます。

第1部は,6月24日まで開催中です。

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2007/05/19

ニコンF100

1998年12月に発売されたF100は,F5とほぼ同等のAF性能とマルチパターン測光を搭載して,「F5ジュニア」というキャッチコピーが付いていました。

F100ハイアマチュアモデルとして,1/8000秒の高速シャッター,4.5コマ/秒の高速連写,非CPUレンズ対応,堅牢な防滴・防塵金属ボディを採用するなど,完成度の高いカメラでした。2006年1月,ニコンの銀塩カメラ縮小で予想外の生産中止となりました。

マニュアル派の私は,F100とMFニッコールのAi-sレンズを組み合わせて使っています。操作性に不満はありませんが,非CPUレンズ使用時はファインダー内にF値が表示されない(F--になる)のが残念なところです。

撮影行では,F100とD200を持って行くことが多いです。2台とも操作性がほぼ同じなので,現地で戸惑うことがありません。ただ,最近はF100とD200のどちらがサブ機かだんだん微妙になってきました(汗)。

(追記)2007年12月,目黒の三宝カメラに売却して手離しました。

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2007/05/12

写美・水越武展

東京都写真美術館で始まった水越武写真展「大地への想い」に行ってきました。

070512山岳写真家として知られる水越氏ですが,近年は地球と生態系をテーマに活動されています。
今回の写真展は,「奇跡の星・地球」,「水の回廊・日本列島」,「天空のかおり・山岳」の3部構成で,代表的な作品200点を展示しています。

登山の趣味がないので,モノクロームの山岳写真はよく分からないのですが,地球や水をテーマにした美しいカラー作品の数々は,自然と向き合う真剣な姿勢が伝わってきて,見ていて感銘を受けました。
もちろん,構図,特に空の切り方やシャッター速度の選択など,技法的にもすごく参考になりました。あと,フィルムならではの粒状感が,作品に命を吹き込んでいるように感じました。

大地への想い展は,7月1日までです。

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2007/05/04

館林・つつじが岡公園

館林(群馬県)のつつじが岡公園に行ってきました。

070504旧館林藩の庭園ですが,昔から山つつじが群生して「つつじケ崎」と呼ばれていたそうです。歴代の領主が植樹を重ね,今では50種1万株も。中には樹齢800年を超える古木もありました。庭木で低木のイメージですが,どのつつじも背丈より高く,満開の花が見事でした。

船に乗って城沼を渡り,田山花袋の文学記念館や旧居を訪ねます。お昼は地元の人に教えてもらった銘店で名物の館林うどんをいただきました。

さらに足を伸ばして,「分福茶釜」で有名な茂林寺へ。狸が茶釜に化ける寓話ですが,寺宝の「茶釜」を見ていると本当らしく思えてくるから不思議です。

館林は意外と近い穴場で楽しめました。歴史的な建物も多く,いつかゆっくり街なかを散策したい街です。

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2007/05/03

幕張・フリーマーケット

娘たちに付き合って,幕張メッセのどきどきフリーマーケット2007に行きました。

070503毎年,GWに開かれるこのフリマ,会場の広さも出品者数も日本最大級です。右の写真は,ケータイで撮りました。大混雑していますが,この状態の会場が全部で3つ…,とにかく広い。

毎年家族で出かけますが,私的には,店先に並ぶガラクタ(失礼!)の中から面白そうな物を掘り出したり,出品者のうんちくを聞くのが結構面白い。直に出品者と話ができて,ネットオークションより楽しめます。
午後4時を過ぎると,値段が「総崩れ」になりますね。でも,良い物はフリマでもいい値段がするので,結局何も買わずに帰りました。

メッセのレストランは,なぜかガラガラ。そこで生ビールを飲みながらのんびりするのが,私流フリマの一番の楽しみだったりします。

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