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2006/08/20

ニコンD200

2005年12月に発売されたD200は,久々のニコンのヒット作となりました。

D200このカメラは,銀塩でいえばF100系統のハイアマチュア向けのモデルです。クラス初の1020万画素,1/8000秒の高速シャッター,5コマ/秒の高速連写,非CPUレンズ対応,防滴防塵仕様の金属製ボディと,プロユースにも耐える完成度の高いカメラとなりました。

個人的には,MFニッコールのAi-sレンズが普通に使える点が気に入っています。ただ,APS-CサイズのCCDなので,画角が1.5倍になります。私の場合,無意識に何ミリで撮るか画角を決めてからレンズを向けるスタイルでしたから,慣れるまで撮影リズムが狂って大変でした。

写真の撮り方も変わりました。神田憲行氏が「(銀塩は)被写体の懐に飛び込みシャッターを押して離脱する繰り返し,撮るという過程の楽しさ」,「(デジタルは)なめるようにシャッターを押しまくる,それは流れる時間を投網ですくう行為に近い」(日本カメラ2006年9月号)と例えていますが,そんな感じです。

AF-S DX VR18-200mmF3.5-5.6Gと組み合わせると確かに便利ですが,作品撮りには「撮る過程の楽しさ」も欲しい。やはり,単焦点レンズでまったりと撮るスタイルが自分流だし,その気にさせるカメラです。

(追記)2008年8月,目黒の三宝カメラに売却して手離しました。

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