Ai105mmF2.5S
今回もレンズのお話です。
MFニッコールの名玉Ai105mmF2.5Sも,先日の銀塩縮小で生産終了になりました。中望遠の105mmは,F1.8S,F2.5S,マイクロF2.8Sのラインナップでしたが,残ったのはマイクロF2.8Sだけでした。
105mmという画角は,私にはちょうどいい望遠域です。風景や街撮りで,ちょっと寄りたいときや背景をぼかしたいとき,このレンズには絶対的な信頼感があります。逆に,これ以上の長玉になると,レンズに振り回されてうまく使えない気がします(単に私が下手なだけですが…)。
このレンズも,40年前から光学系に変更がありません。それでいて,シャープで色抜けが良く,ほど良い明るさでコンパクトなので人気がありました(開発秘話「ニッコール千夜一夜物語」)。
たまたま2年ほど前に新コーティングのものを購入していたので慌てずに済みましたが,生産終了が惜しまれるレンズの1本です。
(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。
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