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2006/05/28

Ai105mmF2.5S

今回もレンズのお話です。
MFニッコールの名玉Ai105mmF2.5Sも,先日の銀塩縮小で生産終了になりました。中望遠の105mmは,F1.8S,F2.5S,マイクロF2.8Sのラインナップでしたが,残ったのはマイクロF2.8Sだけでした。

20060528_1105mmという画角は,私にはちょうどいい望遠域です。風景や街撮りで,ちょっと寄りたいときや背景をぼかしたいとき,このレンズには絶対的な信頼感があります。逆に,これ以上の長玉になると,レンズに振り回されてうまく使えない気がします(単に私が下手なだけですが…)。

このレンズも,40年前から光学系に変更がありません。それでいて,シャープで色抜けが良く,ほど良い明るさでコンパクトなので人気がありました(開発秘話「ニッコール千夜一夜物語」)。
たまたま2年ほど前に新コーティングのものを購入していたので慌てずに済みましたが,生産終了が惜しまれるレンズの1本です。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/25

キヤノンも開発終了

キヤノンの内田社長が,記者会見でフィルムカメラの開発終了を発表しました。
現在販売している製品の製造は「需要のある限り続ける」そうですから,この辺は現行製品を大幅に生産中止にしたニコンとの企業体力の差でしょうか。でも,どうしてキヤノンの公式サイトでちゃんとアナウンスしないんだろう?(謎)

新聞記事によれば,「(フィルムカメラの)需要はマニア層など特殊なニーズに限られ,新規開発しても商売として成り立たない」と説明したようですが,ここまではっきり言われると,銀塩ファンとしてはバッサリ切り捨てられたようで複雑な心境になりますな。

ニコン,キヤノンの2大勢力が正式に銀塩離れを表明したことで,フィルム市場がいっそう縮小しそうです。

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2006/05/21

谷津・バラ園

5月はバラのシーズンです。久しぶりに晴れた日曜日,妻とバラ園に出かけました。

20060521谷津のバラ園では,700種6300株のバラが6割咲きでした。庭園はバラの甘い香りが漂い,気持ちがリラックスします。名物のバラのソフトクリームもなかなかの美味でした。

たくさんの人が写真を撮っていましたが,一眼レフを使っている人を見つけると,目はどうしてもカメラの背面に…(笑)。ざっと見たところ,約3割の人がフィルムでした。中には古いMFカメラで「まったり」撮っている方もいて,フィルム派としては思わず嬉しくなりました。

えっ,私ですか…?すみません,今日はD200の試し撮りを兼ねていたので,デジタル一本でした(自爆)。

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2006/05/14

Ai50mmF1.4S

今週末もMFレンズを買い換えました。今回は,MFニッコールAi50mmF1.4Sです。

20060514このレンズは,1981年に発売されたごく普通の標準レンズです。50mmという画角は,人間の見た目に近い自然な描写で,好きなレンズの1つです。
実は,これまで,MFニッコールの50mmは,F1.2SとF1.8Sを持っていました。明るいのは断然F1.2Sですが,大きくて重い。そこで,薄いF1.8Sを持ち出すことが多かったです。今回は,この2本を処分して,新しいF1.4Sに買い換えました。MFニッコール高騰のおかげで,ほぼ差額なしで購入できました。

ズームレンズが当たり前の時代に,標準レンズの存在意義があるのか疑問です。でも,50mm1本で撮り歩くと,狭い画角を工夫して,被写体をどう切り取るか考えてシャッターを切る癖が身につきます。使えば使うほど奥が深くて,手放せないレンズです。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/13

Ai35mmF2S

先週に続いてカメラのお話です。

手持ちのレンズの中には,今回の突然の生産終了で買い換え損なったレンズもあります。MFニッコールAi35mmF2Sもその1つです。
先日の銀塩縮小で,F2Sが生産終了となり,F1.4Sが残りました。

2006051335mmという画角は,ヨーロッパの街中を撮るのにちょうどいい画角だそうです。でも,狭い日本の街は28mm向きだし,風景を撮るにはやや狭い…ということで,広角としては使いこなしが難しい画角だと思います。
私にとって一番出番が少ないレンズで,ヘリコイドが軽くなってオーバーホールしたまま休眠中でした。
処分するつもりでしたが,コンパクトで描写に定評があっただけに生産終了となると手放すのは惜しい→APS-Cなら35mm×1.5倍=52.5mmか…なんて考えたのがいけなかった。ポジの現像を出しに行った帰りに,しっかりニコンD200の金箱を提げていました(アホですね)。

D200は,最新のデジタル一眼レフながら,Ai-SのMFニッコールレンズが絞り優先AEで使えます。さっそく試し撮りをしたら(上の写真,F4,1/180秒),フィルム同様でいい感じの描写です。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/06

Ai28mmF2.8S

いまさらですが,ニコンのMFレンズAi28mmF2.8Sを買い換えました。

20060506このレンズは,25年前に発売されて以来,光学系に変更がない旧いレンズです。でも,明るくて,十分な描写性能があり,軽くて値段も手ごろ,しかも最短20cmまで寄れることで評判の高いレンズです。私にとって,街撮りには欠かせない常用レンズの一つになっています。

Ai-Sの28mmには,F2S,F2.8S,F3.5Sの3種類がありました。まずF3.5Sが消え,F2Sもニコンの銀塩カメラ縮小で生産終了となり,とうとうF2.8Sだけになりました。

残ったとは言え,デジタル全盛の今,どう見ても採算が取れそうにないMF単焦点レンズがいつ生産終了になっても不思議はありません。すでにMFニッコールは品薄で高騰していますが,手に入るうちに古いAi28mmF2.8Sを下取りに出し,同じレンズの新品に買い換えました。普通なら,AF28mmF2.8Dの方が安いので,そっちを買うでしょうから,物好きとしか言いようがありませんね(笑)。

新しいレンズは,コーティングが変わって像のキレや発色が鮮やかになった気がします。こうなると,次々に古い手持ちのレンズを買い換えたくなってきました(汗)。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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