水戸・弘道館
水戸といえば,偕楽園と並んで弘道館が有名です。
弘道館は,1841年に創設された水戸藩の藩校です。
内憂外患が山積していた当時,斉昭公(9代)は,藩政改革を断行して人材育成に力を入れました。弘道館では,忠孝無二,文武不岐,敬神崇儒を掲げて,先進的な文武教育を行いました。この「水戸学」は,幕末の尊皇攘夷運動に大きな影響を与え,明治維新の原動力になったと言われています。
当時の弘道館は,水戸城大手門前に広がる大規模な施設でした。現在は,正門,正庁,至善堂(いずれも国重文)が残っています。
写真は,ケータイで撮影した正門です。隣にある三の丸小学校は,校舎が白壁のお城のような外観で,弘道館の雰囲気と良く似合っていました。
裏手には,孔子廟や梵鐘,弘道館記や八卦堂があります。静かで趣のある小さな梅園があって,隠れた梅の名所かも知れません。
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水戸藩は,1609年,徳川家康公の11男,頼房公が25万石で封ぜられ,幕末まで水戸徳川家の所領でした。TVでお馴染みの光圀公は,2代藩主です。水戸家は,将軍補佐職として,徳川御三家で唯一「将軍を出さない」はず…でしたが,15代将軍・徳川慶喜は水戸家の出身です。
ぶらりと取材を兼ねて出かけると,意外な風景に心を惹かれたりします。そんなとき,カメラを向けてパシャッと写真を撮るのですが,出来上がった写真は,イメージと違ってがっくり…なんてことも少なくありません。
1999年に発売された950は,211万画素,2インチ液晶,スイバル(回転式)デザイン,マニュアル操作を重視した造りで,重厚な金属製ボディと相まって独特の存在感がありました。報道の記者さんが好んで使い,後継機の990や995が出た後も生産が続けられました。