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2005/10/29

小江戸・川越

川越は,旧街道に沿って土蔵造りの町屋が軒を連ねて,古い風情をよく残した街です。

kawag_01江戸時代,江戸から近い川越は,街道や舟の往来が盛んで,商業都市として大いに発展しました。
明治の大火で街の大半を焼失し,旧市街では土蔵造りの町屋が造られるようになりました。
今も,黒塗りの重厚な土蔵造りの街並みが残っていて,重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

路地を入ると,古い寺社や建物が姿を現します。上の写真は,昔から変わらぬ川越のシンボル「時の鐘」です。今はさすがに人の手ではなく,自動仕掛けで鐘を鳴らしていますが,素朴な鐘の音は「残したい日本の音百選」に選ばれています。
人力車が行き交い,小江戸の面影を残す街を散策しながら,川越城本丸御殿跡,市立博物館,そして春日局ゆかりの喜多院と訪ねました。

久しぶりに妻と一緒に散策し,写真のポイントも多くて,楽しい一日となりました。
今度は,有名な川越まつりの時期に訪れたいと思います。

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2005/10/22

フィルム&イメージ

富士写真フイルムに購読を申し込んでいた季刊「フィルム&イメージ」の創刊号が届きました。

ffこのところ,コダックの白黒印画紙生産中止,京セラのコンタックス撤退など,銀塩写真ファンにとっては寂しいニュースばかりでした。このデジタル全盛時代に,わざわざ「フィルムで写真を楽しみたい人のために」創刊してくれた企業の心意気に拍手を送りたいと思います。

この冊子は,これまで店頭で無料配布していた「フジクロームNEWS」に替わるものだと思われますが,定期購読のみで店頭では販売していません。創刊準備号を入手して,郵便振込で申し込む必要があり,インターネットのオンラインに慣れた身にはちょっと手続が面倒です。
創刊号は,全23ページ,写真家が語るフィルム写真の魅力など,銀塩写真にターゲットを絞った内容でなかなか好印象でした。年4回発行で,年間購読料は1500円です。

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2005/10/15

地元の祭り

地元の街で,神社の秋祭りがありました。

maturi地元の総鎮守の神社ですが,なにせ47万都市ともなると,「佐原の大祭」のように街を挙げて…という訳にはいきません。マンションが増え,新住民の中にはあまり地元の行事に関心がない人も多いようです。
祭りは,旧8か町の氏子の皆さんが神輿を出して,市内中心部を練り歩きます。

このところ,関東地方は天気に恵まれず,この日も雨…。
あいにくの天気で,沿道に人影はまばらで,盛り上がりに欠ける祭りとなりました。

皆さん,雨の中,大変おつかれさまでした。

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2005/10/08

ニコンF3

1980年に発表されたF3は,Fひと桁シリーズで初めて電子制御フォーカルプレーンシャッターシャッターと自動露出(AE)を採用したマニュアルフォーカス(MF)カメラです。
 
f3機械式カメラが主流の時代でしたから,電子回路の導入には否定的な声が多かったようです。しかし,頑丈な金属ボディ,視野率100%の明るいファインダー,電池切れでも作動する緊急シャッターなど,プロユースを考えて開発されたF3は,報道カメラマンを中心に絶大な信頼を得ました。
結局,後継機のF4やF5が出た後も生産が続けられ,2001年に惜しまれながら生産中止となりました。

このカメラは,ずっしり重たいボディ,心地よいシャッター音,しっとりした巻き上げ感など,MFレンズの操作感と相まって,「写真を撮っている」と実感させてくれます。
このカメラを使うようになって,単焦点のMFニッコールレンズを何本か揃えました。注意深くピントを合わせ,光を見て露出を考える,それでいてうまく撮れたか分からない不安…,MF銀塩カメラならではの不便さはありますが,そこがまた楽しい。撮影していて実に気持ちがいいカメラです。

デジカメ全盛時代ですが,趣味で写真を撮るのだから,こういうスローなスタイルもありかな,なんて思っています。

(追記)2008年8月,MD-4とともに中野のフジヤカメラに売却して手離しました。長い間お世話になりました,ありがとう。

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2005/10/01

ミノルタα-507si

1995年に発表されたα-siシリーズは,「全自動」を目指して不評だったα-xiシリーズの反省から,「手が知っているという操作感覚」へと大転換したモデルです。このように,極端な方向転換をやってのけるところが,実にミノルタらしい…あ,褒め言葉です。
5xi

α-507siは,AF機にもかかわらず,小さな液晶表示部,ダイヤルやレバーを多用した操作性など,MF機のようなテイストのカメラでした。取扱説明書を読まなくても直感的に分かる操作性の良さ,上級機より明るく,ピントの山がつかみやすいファインダーで,ミノルタの意欲作となりました。

このカメラで撮るようになって,単焦点のαレンズを何本か揃えましたが,ミノルタのシステム縮小に伴って,レンズはほとんど処分してしまいました。現在は,24-85mmF3.5-4.5とAPO100-300mmF4.5-5.6の2本のズームレンズと,ミノルタの名玉100mmマクロF2.8だけを残しています。
このカメラ,フニャッとしたシャッターの感触は今ひとつですが,縦型グリップを装着すると硬派なカメラに見えるので,結構気に入っています。(^^;

(追記)2006年5月,残していたαレンズ一式とともに中野のフジヤカメラに売却して手離しました。さよなら,ミノルタシステム。

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