2009/10/03

D700の感度自動制御

ニコンD700の感度自動制御について,デジカメWatchで北村智史氏がレポートしていました。私が使っているD300も同じですから,参考になりました。いつも不思議に思っていた部分なので,その内容を引用してメモに残しておきます。

091003D700の感度自動制御を,ISO200,制限上限感度ISO6400,低速限界(シャッター)速度1/15秒に設定。各モード(露出優先,シャッター優先,マニュアル)ごとに,カメラがどのように制御するかを実験。

【露出優先モード】1/15秒を下回ると,1/15秒をキープしたままISO感度がUP。上限6400でもアンダーになるときは,今度はシャッター速度が遅くなることで適正露出をキープ。

【シャッター優先モード】絞り開放でも適正露出が得られないときは,ISO感度がUP。上限6400まで上がってもダメなほど暗いと,素直に露出アンダーに。シャッター速度を下げて適正露出をキープすることはしない。

【マニュアルモード】ISO200~6400の間で,撮影者が設定したシャッター速度と絞り値で適正露出になるようにISO感度を調整。事実上のAEと同じ。200でも明るすぎるときは素直にオーバーに,6400でも暗すぎるときは素直にアンダーになる。

写真は,記事とは関係ありません。昨年末の北千住駅前にて,Contax G2,Biogon T* 28mmF2.8,フィルムはDNP CENTURIA400。

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2009/03/19

織作峰子写真展「時」

東京・銀座のリコー・フォトギャラリーRING CUBEで開催中の織作峰子写真展「時」へ立ち寄りました。

090319織作氏といえば,海外のスナップや風景を撮る写真家というイメージです。何気ないスナップの中に,女性的な優しさが写し込まれていて,ファンが多い写真家です。

今回の作品展は,「自身の意識に混在する『時』」がテーマです。これまで海外で撮りためたモノクロのスナップと,氏が3年ほど前から取り組んでいる桜の作品で構成されています。

窓から入る半透光と照明の微妙な光のバランスの中,モノクロのスナップと深い色彩の桜が対比するように配置されています。取り合わせが意外で,一瞬不思議な感覚に陥りますが,面白い試みだと思いました。

氏のスナップは,被写体への愛情が感じられて,気持ちの上ですごく勉強になりました。また,会場でにこやかに振る舞われていた氏は,TVや写真誌から受ける力強いイメージ(失礼)と違って,ものすごく華奢でおしゃれで美しい女性だったので驚きました。

写真展「時」は,3月30日までの午前11時~午後8時(火曜休み),場所は銀座4丁目交差点の三愛ドリームセンタービル8階(日産ビル向かい)です。

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2009/01/31

Contaxさよなら展

東京・有楽町のコンタックスサロン東京で開催中の「コンタックスさよなら展」に行って来ました。

090131京セラのCONTAX事業は,2005年に終止符が打たれ,CONTAXブランドのカメラは事実上なくなりました。

この写真展は,これまでコンタックスを愛用したり,何らかの形で関わった写真家たちが,消えゆくコンタックスに感謝と惜別の念を表すために企画した作品展です。ご覧のとおり蒼々たるメンバーが名を連ね,素晴らしい作品を出品していました。

Contax G2を愛用しているので,この写真展は気になっていました。色々なジャンルで活躍する著名な写真家の作品を一度に見ることができて,とても勉強になりました。
さよなら展は2月3日(火)まで,入場は無料です。日曜休館なのでご注意を。

コンタックスサロンの隣には修理窓口があります。カメラ機材の修理も順次終了することがアナウンスされています。念のため,公式サイトでG2とG用レンズの補修サービス期限をチェックしたところ,2015年3月まで大丈夫でした。

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2008/12/28

富士フイルム

富士フイルムから,フィルム関連のニュースリリースが2つありました。

0812281つめは,新設計の35mmカラーネガフィルム「スペリア・プレミアム400」の発売です。
この銀塩氷河期にネガフィルムの投入とは意外でした。最近は,写真愛好家がデジ一眼へ移行して,逆にデジ一眼で写真を始めた若い世代が銀塩に移行するケースが多いとか。コンシューマー向けに,使い勝手のいいフィルムの選択肢を増やそうとする企業姿勢には拍手を送りたいです。

2つめは,一部写真感光材料製品の値上げです。対象はカラーネガフィルム(135・APS)で,値上げ幅は15%です。ということは,ポジ関連は据え置きでしょうか。以前はポジ派でしたが,最近はネガが多いので値上げはちょっと痛いニュースです。いよいよネガも1本千円時代に突入です。

写真は,横浜・山下公園前で。Plannar T* 45/2+Contax G2,フィルムはDNPセンチュリア400です。

新ネガフィルム発売とネガ製品の値上げは,平成21年3月からです。

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2008/10/19

AF-S DX ED 17-55mmF2.8G

D300の標準ズームレンズには,AF-S DX ED 17-55mmF2.8Gを使っています。

081019このレンズは,ニコンDXフォーマットの大口径標準ズームです。実質画角は25.5mm~82.5mmで,私の常用する画角をほぼカバーするので,普段使いはこれ1本で困りません。

画質は,F2.8ではズーム全域で周辺部がちょっと甘いです。F4~5程度に絞ると,一転してシャープな絵になります。
欠点は,大きさと重さです。マグネシウム合金のカッチリとした造りはいいのですが,重さは755gあります。D300と併せると1.5kgを超えます。フィルターサイズは77mm。さらに,巨大なフードが機材収納時に困ります。
カメラ雑誌では,大きさ,重さ&価格から,気軽にお薦めできないと評されることが多いようです。

個人的には,暗部の階調表現が豊かでツボにはまると驚くほど精緻な写りをするので,気に入っています。
万人向けというよりも,じゃじゃ馬的な癖玉かも知れません。

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2008/08/26

日本の祭り写真展

東京ミッドタウンの富士フイルムスクェアで開催中の「日本の祭り入賞作品展」に行ってきました。

080826キタムラ主催の写真コンテストの応募作品1万2千点余から選ばれた入賞作品の中から,特に秀逸な作品を展示しています。
応募はしていませんが,祭りを撮る際にいつも気になることがあり,皆さんはどうしているのか興味があったので出かけました。

それは,「肖像権」の問題です。最近では,どのフォトコンもこの問題を撮影者においてクリアした上で応募することを条件にしています。
地域の人々の習俗をテーマに撮る祭り写真では,祭り装束の個人を撮らせてもらうこともあれば,御輿や山車をメインに撮ることもあります。前者の場合,その人に承諾をもらえばすみますが,後者の場合,たまたま写った全員から承諾をもらうのは現実問題として不可能です。撮るときに意識して撮影していますが,限界があるように感じていました。

今回の入賞作品を見ると,個人をメインの被写体として撮った作品を除くと,人物は顔が写らない後ろ姿だったり,大きくぼかして処理している例が多かったです。やはり,皆さん相当「肖像権」を意識して撮っているようで参考になりました。

「日本の祭り入賞作品展」は,8月28日までです。

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2008/08/24

MFシステムとの別れ

ニコンMFシステムを処分して,機材を整理しました。

長い間お世話になったMFのAi-sレンズ群。マニュアルで写真を撮るのは至高の楽しみでした。
でも,老眼が進んだせいか,スプリットプリズムでのピント合わせが困難になってきました。この1年間の撮り方を振り返り,フィルムもAFで楽しむことにして,思い切ってMFシステムを処分しました。

今回処分したのは,F3とMD-4,Ai-s 28/2.8,35/2,50/1.4,105/2.5,180/2.8ED,TC14ASでした。いつもの中野F店に持ち込みましたが,さすがに後ろ髪を引かれる思いでした。
代わりに,フィルム用にBiogon T* 28/2.8と,デジ一眼のD300を購入しました。

D300が加わって,結局使わなくなったD200と稼働率の低いAF-S DX VR 18-200/3.5-5.6Gも手放しました。
防湿庫がガラガラになり,危険な予感です…(笑)。

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2008/06/08

AF DX Fisheye ED 10.5mmF2.8G

ずっと気になっていたフィッシュアイ(魚眼)レンズを購入しました。

080608ニコンは,銀塩時代,Ai Fisheye 16mmF2.8S,AF Fisheye 16mmF2.8Dなどの魚眼レンズをラインナップしていました。APS-Cのデジタル時代になって,いち早くこのレンズをリリースしましたから,ニコンは本当に魚眼好きなメーカーだと思います。

このレンズ,私にとって2本目のデジタル専用DXレンズです。D200に装着すると,16mm相当の画角になります。本格的な対角魚眼レンズで,大きく湾曲した画像は,うまく使えば表現の自由度が広がりそうです。

もう一つ,このレンズと純正現像ソフト「キャプチャーNX」の広角変換機能を使えば,超広角レンズで撮ったような画像に変換できます。これは,魚眼の円周画像を大きな糸巻き型の平面画像に変換した上で,その中央部分をトリミングするものです。広角変換した中央部分は,16mm相当の超ワイドな画像になっています。ただ,周辺部では画像が大きく流れ,パープルフリンジが目立つので,被写体や撮り方に工夫が必要かも知れません。デジタル時代ならではの使い方で,面白い発想ですね。

使いこなしが難しく,万人向けではありませんが,ツボにはまると面白い画像が撮れるので楽しいレンズです。

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2008/04/20

20世紀の巨匠たち展

大丸東京店の大丸ミュージアムで開催中の写真展「20世紀の巨匠たち」に行ってきました。

080420この写真展は,「写真とは何か」をテーマに,時代を見つめ続け,20世紀の写真史を形成した写真界の巨匠14人の作品を一堂に集めています。

ルイス・ハイン,ロバート・キャパ,ユージン・スミス,ロバート・メイプルソープなど,歴史の記録から表現芸術の領域まで,多岐にわたる写真家たちの作品は,モノトーンの底から訴えかける迫力があって感動的でした。

個人的には,キャパやメイプルソープなど,報道写真家の作品に共感を持ちましたから,自分にとっての写真とは「記録する行為」なのかも知れません。自分の「写真」の方向性を再認識するいい機会になりました。

「20世紀の巨匠たち」展は,4月21日(月)までです。

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2008/03/30

オリンパスμ830

サブ用途のコンデジに,オリンパスμ830を購入しました。

080330μ830は,2007年9月発売で,800万画素,36~180ミリの光学5倍ズーム,2.5インチハイパークリスタル液晶,顔検出AF,CCDシフト方式+ISO1600のデュアル手ぶれ補正,画像処理エンジンTruePicⅢなど,今どきのコンデジらしい機能満載のモデルです。

μシリーズは,市場で数少ない生活防水モデルです。祭りや自然を撮影中,防水仕様のサブ機が欲しい場面が何度もありましたから,サブ用途にコンデジを買うならμシリーズを考えていました。
新機種μ1020が生活防水をやめたので,今後はオリンパスの防水モデルは高価なμ-SWシリーズ(水中防水)のみになるのかも知れません。

携帯性や操作性に不満はありませんが,メディアは巷で不評のxDカードです(汗)。ただ,内蔵メモリーでも1024×768/SQ2モードで55枚の撮影が可能です。私の場合,メモ撮りには十分なので,当面はカードなしで使っています。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2008/03/16

DNPのフィルム

フィルム製品はメーカーの撤退や縮小が激しく,選択肢は減るばかりです。そんな中,かつてコニカミノルタが発売していたCENTURIAが,昨年DNPから再販されました。

080316DNPって,あの大日本印刷ですね。販社は株式会社DNPフォトマーケティングとなっていますから,この銀塩氷河期に新たに子会社を作ってまで写真事業に参入するなんて,すごいぞ大日本印刷(笑)。しかも,100,200,400と手抜きのないラインナップです。

ただ,巷の噂では,このCENTURIAはKODAKのOEM製品で,かつてのコニカのCENTURIAとは別物らしいです。とは言え,G2用には取り回しの楽なネガを使いたいので,400の製品をまとめて買ってみました。

さっそくG2に詰めて撮り歩きたいところですが,この時期,本業が多忙で出かけられずにいます。ああ,早く4月にならないかな(泣)。

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2008/03/09

試し撮り

Contax G2の試し撮りが上がってきました。

080309写真は,箱根・芦ノ湖での1枚です。この日は,曇り空で風が強く,遊覧船の運航も止まっていました。
レンジファインダーですが,焦点距離に連動して視野枠が変化するので,構図は取りやすいです。もちろん,一眼レフのような正確さを望んではいけません。
AF性能も,風景やスナップでは不満はありません。問題はAE性能ですが,G2はスポット測光に近い中央重点測光なので,測光ポイントを間違えなければ,シャッター半押しAEロックでほぼ適正露出になりました。ダイアル式の段階露出も使いやすいです。

上がった写真を見ていると,ニコンのAi-sレンズ群と明らかに印象が違うことに気がつきます。プラナーT*45/2は,その場の雰囲気ごと写し込む感じの描写をします。

今回は,36枚撮りネガを,現像時にフォトCDに同時焼き込みしてもらいました。CD料金が生じますが,あとでフィルムをスキャナで取り込む手間を考えると,ラボにお任せがおすすめです。
何よりも,レタッチに悩まなくていいのが,今やフィルムの最大のメリットだったりして(苦笑)。

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2008/03/02

椎名誠写真展

東京ミッドタウンの富士フイルムスクェアで開催中の椎名誠写真展「ニッポンありゃまあお祭り紀行」に行ってきました。

080302この写真展は,作家であり写真家でもある椎名氏が,全国の変わった祭りをテーマに撮り歩いた作品を集めたユニークな写真展です。
氏は,地域に大切に伝わる,それでいておもしろ可笑しく奇妙で不思議な祭りを,「ありゃまあなお祭り」と名付けました。氏が撮り歩いた「ありゃまあなお祭り」は,へぇ~そんな祭りがあったんだ!と驚くようなものばかりです。どの作品も,どこか楽しくて,人々の笑顔が印象的でした。

私も祭りを撮ることが多いので,面白かったです。展示作品の中に,千葉県四街道市の「和良比はだか祭り」(通称どろんこ祭り)の写真を見つけました。なるほど,確かに「ありゃまあなお祭り」ですねえ。椎名氏のおかげで,知名度が上がったかも知れません。

「ニッポンありゃまあお祭り紀行」展は,3月26日までです。

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2008/02/24

Contax G2

機材整理で空いた防湿庫のスペースに,Contax G2が仲間入りしました。

0802241996年に発売されたG2は,レンジファインダー機にAF機能を搭載したContaxならではのモデルです。G1の改良型として,AF精度の向上,1/6000秒の高速シャッター,4コマ/秒の連写,チタン外装の金属ボディと統一デザインのカールツァイス・レンズ群など,他に類を見ない趣味性の高いカメラでした。
京セラが2005年にカメラ事業から撤退し,Contaxブランドの製造メーカーはなくなりました。

街撮りに持ち出す手軽なフィルム・カメラを探していたので,プラナーT*45/2とセットで中古購入しました。一眼レフと違って,ファインダーで見たままが写るとは限らないレンジファインダーの面白さ。フィルムでまったり撮る楽しさを満喫できるカメラです。

プラナーT*45/2は明るくて使いやすいレンズですが,もう少し広角も欲しいので,やはりビオゴンT*28/2.8も購入することになるでしょう。

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2008/02/17

写真展めぐり

電車で都内へ。写真展を2つ巡りました。

080217午前中,風景写真家の吉村和敏氏の「BLUE MOMENT」展へ。風景を撮っていると,明け方や日没の数分間,空が群青色に輝く瞬間があります。氏は,その瞬間をテーマに多くの作品を発表しています。各国の美しい情景を,澄んだ空気感ごと写し込んだ作品で心が洗われました。

午後は犬猫写真家の新美敬子氏の「愛ストーリー」展へ。可愛いだけの写真にとどまらず,背後の環境や人間の営みにまで踏み込んだ作品が印象的でした。私はスナップは苦手ですが,表情の瞬間を捉えたスナップ写真に,素直に「あ,いいなあ」と感動しました。

どちらも,被写体は違っても「一瞬を捉える」点で共通しています。やはり個展を見ると,作風や技術だけでなく,写真家のメッセージがよく分かりますね。オープンギャラリーの展示でしたが,ジャンルにこだわらずたくさんの写真を見て感性を磨く大切さを痛感しました。

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2007/12/01

機材の整理

防湿庫が狭くなってきたので,カメラ機材を整理しました。

もう使わない,出動回数が少ない…。そんな機材でも愛着があるので,なかなか処分できません。そこで,今後の写真との付き合い方を考え,フィルムはMF機でまったり楽しみ,AF機はデジタル一眼で割り切ることにしました。

で,処分したのは,F100とAF 28-200mm F3.5-5.6D,COOLPIX 950とワイド&テレコンのセットでした。
いつもの目黒S店と中野F店に持ち込みましたが,両店の査定眼はさすがですね。レンズ後玉のわずかなクモリも見逃してくれませんでした(笑)。でも,両店でかなり査定額が違ったのはちょっと意外でした。

これで防湿庫に新しい機材のスペースができたぞ。さーて…(汗)

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2007/10/28

Ai TC-14AS

TC-14ASは,主に200mm以下のニッコールレンズ用の純正テレコンバーターです。装着すると,焦点距離と撮影倍率は1.4倍,開放F値は1段暗くなります。

071027_2例えば,Ai ED180mmF2.8Sで使うと,252mmF4になります。APS-Cフォーマットだと378mmF4の望遠レンズになるわけで,デジタル時代になって出番が増えました。AFニッコールにも幅広く対応しているので,持っていて損はありません。

装着しても最短撮影距離は元レンズと変わらないので,組合せによってはマクロレンズ的に使えます。
例えば,最短撮影距離0.2mを誇るAi28mmF2.8S(撮影倍率1/3.9)に装着し,APS-Cフォーマットで使えば,58mmF4,最短撮影距離0.2m,撮影倍率1/2.7のレンズになります。本格マクロのAi Micro Nikkor 55mmF2.8S(最短撮影距離0.25m,撮影倍率1/2)と遜色のないレンズとなるので,花の撮影で重宝します。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2007/09/11

横浜国際フォトジャーナリズム展

横浜国際フォトジャーナリズムフェスティバル2007に行って来ました。

070911この写真展は,フォトジャーナリストの広河隆一氏が編集長を務めるDAYS JAPAN誌が主催しています。世界中からフォトジャーナリストが参加して,ピュリッツァ賞受賞作品も出展しています。

今年の大賞は,クリス・ホンドロス氏の「イラク米軍夜間パトロールの惨劇」(パンフレット左上の写真)。米兵の誤射で両親を射殺され,返り血を浴びて泣き叫ぶイラク人少女を,広角レンズで俯瞰気味に撮影しています。

今回の写真展では,「テロとの戦い」の現場で何が起きているのか,殺す側と殺される側の視点から現実を見つめた作品が多く出展されていました。重い内容の写真が多く,「真を写す」記録写真の迫力に圧倒されました。

ジャーナリストの作品には,明確な主張や方向性が込められています。それをどう受け止めるかは,見る人の心に委ねられます。折りしもNYの9.11テロから6年。対テロ戦争には賛否両論ありますが,いずれの立場を取るにせよ,1枚の写真に記録された現実から目を背けてはいけない…と写真を通して深く考えさせられた1日でした。

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2007/08/23

ニコンのフルサイズ

ついにニコンからフルサイズ・フォーマットのデジ一眼が発表されました。

070823その名も「Nikon D3」。かつて,ニコン一桁機にはF3という名機がありました。デジタルで「3」を名乗るからには,フルサイズじゃないと納得できない…なんて思っていたら,本当にフルサイズ機でした(FXフォーマットと呼ぶそうです)。

私は,ズームレンズの時も焦点距離目盛を確認して画角を気にしながら撮るスタイルなので,焦点距離換算しなくていいフルサイズはありがたいです。自社開発1210万画素のC-MOSだそうで,素直にうれしいぞ,ニコン(笑)。とはいえ,プロ用なので実売予想価格は58万円前後。うーむ…。

同時発表のD300は,APS-C機の旗艦モデルとの位置づけです。ということは,ニコン中級機はずっとAPS-Cで行くのかしらん。新搭載1230万画素C-MOSは自社開発と謳ってないけど,ソニー製なのかな。実売予想価格は23万円前後だそうです。

かつてニコンは,高級機の下にやや機能を削った立派な中級機をラインナップしていました(F5とF100=F5ジュニアのように)。デジタル時代でも,同じフォーマットで中級機を出して欲しいです。でないと,怖くてレンズを揃えられません(笑)。デジタルの進化は速いので,次のD400?ではまたサプライズがあるかも知れませんね。

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2007/05/26

写美・昭和の写真展

東京都写真美術館で開催中の「昭和・写真の1945~1989」展に行ってきました。

070526この写真展は,終戦直後~昭和64年の日本を,主に報道写真を中心に,4部構成で振り返る企画です。現在,開催中の第1部は,「オキュパイド・ジャパン」(占領下の日本)と題して,昭和20年代をテーマにしています。

闇市,復員の列車,闊歩するGI,血のメーデーなど,懸命に生きる日本の姿を撮ったモノクロ写真は,すごい迫力です。若かりしころの木村伊兵衛,林忠彦,三木淳など,巨匠の写真がたくさんあって,ファインダー越しに鋭い感性が伝わってきます。写真の原点を見たような気がしました。

昭和30年代は,人々が貧しいながらも希望や夢を持って,助け合いながら汗を流して懸命に生きていた時代です。もちろん,今の方がずっと裕福で満ち足りているはずですが,なぜか「あの頃に帰りたい」郷愁を感じます。

第1部は,6月24日まで開催中です。

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2007/05/19

ニコンF100

1998年12月に発売されたF100は,F5とほぼ同等のAF性能とマルチパターン測光を搭載して,「F5ジュニア」というキャッチコピーが付いていました。

F100ハイアマチュアモデルとして,1/8000秒の高速シャッター,4.5コマ/秒の高速連写,非CPUレンズ対応,堅牢な防滴・防塵金属ボディを採用するなど,完成度の高いカメラでした。2006年1月,ニコンの銀塩カメラ縮小で予想外の生産中止となりました。

マニュアル派の私は,F100とMFニッコールのAi-sレンズを組み合わせて使っています。操作性に不満はありませんが,非CPUレンズ使用時はファインダー内にF値が表示されない(F--になる)のが残念なところです。

撮影行では,F100とD200を持って行くことが多いです。2台とも操作性がほぼ同じなので,現地で戸惑うことがありません。ただ,最近はF100とD200のどちらがサブ機かだんだん微妙になってきました(汗)。

(追記)2007年12月,目黒の三宝カメラに売却して手離しました。

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2007/05/12

写美・水越武展

東京都写真美術館で始まった水越武写真展「大地への想い」に行ってきました。

070512山岳写真家として知られる水越氏ですが,近年は地球と生態系をテーマに活動されています。
今回の写真展は,「奇跡の星・地球」,「水の回廊・日本列島」,「天空のかおり・山岳」の3部構成で,代表的な作品200点を展示しています。

登山の趣味がないので,モノクロームの山岳写真はよく分からないのですが,地球や水をテーマにした美しいカラー作品の数々は,自然と向き合う真剣な姿勢が伝わってきて,見ていて感銘を受けました。
もちろん,構図,特に空の切り方やシャッター速度の選択など,技法的にもすごく参考になりました。あと,フィルムならではの粒状感が,作品に命を吹き込んでいるように感じました。

大地への想い展は,7月1日までです。

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2007/01/27

撮影風景

本宅のサイト(ぐるり房総)に掲載する「印旛沼の夕景」を撮りに,ここ何回か印旛沼に通っています。

070127_1よく晴れて,雲も風もない夕方がベストですが,自然はきまぐれです。現地に行ってみないと空の状態は分かりません。今日も,昼過ぎから出かけました。
高台に登ったり,車で走り回ってロケハンし,機材をセットして夕陽を待ちます。陽が沈む一瞬,金色に輝く水面や葦を撮りたい…と思っていましたが,うーん残念。陽が沈む間際に雲が出て,どんよりした夕陽になってしまいました。結局,現地に1時間半ほど滞在して,撮った写真は1枚だけ。収穫はありませんでした。

こればかりは,自然が相手ですからどうしようもありません。待っている間,1羽のカワウが間近まで来て遊び相手になってくれたのでよしとしましょう。次のチャンスを待って出直すことにします。

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2007/01/23

写美・新進作家展

東京都写真美術館(写美)で開催中の新進作家展に行ってきました。

070123第5回となる今回は,「地球(ほし)の旅人・新たなネイチャーフォトの挑戦」と題して,山岳写真家の菊池哲男氏,動物写真家の前川貴行氏,風景写真家の林明輝氏の,若手3人の作品を展示しています。

ひと言でネイチャーフォトと言っても,撮るテーマが異なると作品の雰囲気が全然違いますね。私は風景写真が好きなので,自然の美しい瞬間を捉えた林氏の作品に感銘を受け,とても勉強になりました。
山岳写真と動物写真は,これまで自分とは無縁だと思っていました。でも,今回,前川氏の作品で,母熊がやさしく子熊を包み込む写真にとても感動して,動物写真の魅力が少し分かったような気がしました。

写真雑誌で某有名写真家が「撮影のノウハウ本を買って読むより,写真展に行って作品を見てたくさん感動する方が,はるかに有益だ」と語っていましたが,本当にそう思います。撮り方はもちろん,多くの作品がプロのプリント・ラボによるインクジェット出力でしたから,この点も大いに参考になりました。

地球の旅人展は,2月18日までです。

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2006/12/02

印刷で悩む

最近,撮った写真をプリンタで印刷して楽しむようになりました。

ところが,プリンタで印刷して満足できる仕上がりを手に入れるのは,なかなか難しい。撮影時のイメージや記憶色に近づけるため,Photoshop Elementsで色彩度や明度,シャープネスを微調整していますが,せっかくレタッチしてもイメージどおりにプリントできなければがっかりです。

061202モニターとプリンタの色を完全に一致させるには,それなりの機材と準備が必要です(いわゆるカラーマネージメントの問題ですね)。ノーコストでそこそこの効果を求めるには,試行錯誤しかありません。
モニターの設定は,Photoshop系のソフトをインストールすれば,コントロールパネルのAdobe Gammaで色調整ができます。プリンタの設定は,プリントプレビュー画面のその他のオプションで「プリントカラースペース」にICCプロファイルを指定します。プリンタドライバ画面の詳細設定では「カラー設定」を補正なしにします。これでソフトウェア側が色を管理するので,かなりイメージに近いプリントになります。

それでダメなら,プリンタドライバで手動色補正します。先ほどの「プリントカラースペース」を「変換しない」にして,ソフト側の色管理を無効にします。プリンタドライバ画面の詳細設定でシアンC,マゼンタM,イエローYのスライドバーを動かして調整します。この3色で,補色関係にあるレッドR,グリーンG,ブルーBをコントロールします(赤かぶりRを弱めるにはCを強めるという具合)。あとは印刷→補正の繰り返しです。

山のようなテストプリントと,空のインクカートリッジを前に,デジタルな写真は意外と不便だなあ…と思った1日でした。

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2006/09/30

フォト・ストレージ

デジ1眼は,フィルムと違って枚数を気にする必要がないので,撮影枚数が多くなりがちです。1回の撮影行で300枚以上撮ることも珍しくありません。特に,高速連写モードで撮ろうものなら,あっという間にCFがいっぱいに…。おまけに,後でPCで似たような膨大なカットの中から残すコマを取捨選択するという,気が遠くなる作業が待っています。

20060930_1このため,普段の撮影行ではフォト・ストレージを使っています。撮影の合間に,ストレージに丸ごと保存するので,CFの残枚数が気になりません。また,大型液晶で,ピントやホワイトバランスが現地でチェックできるのも便利です。さらに,移動時間を活用して,ストレージでむだなコマを消去してからPCに転送するので(Exif情報は保持されます),撮影後,PCでコマをチェックする作業から解放されました。

使っているのは,エプソンのP-2000(40GB)というモデルです。1GBのCFを保存するのに400秒かかりますが,フル充電で約3.4時間もつので助かります。新型では転送速度が155秒に改善されたようですが,処理速度が上がるとバッテリーの駆動時間が短くなる傾向があり,この種の機材ではどちらを重視するか悩ましいところです。

撮影枚数が増えても,満足のいくショットは増えませんねえ。え?それはお前が下手なだけだって?ごもっとも…。

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2006/08/20

ニコンD200

2005年12月に発売されたD200は,久々のニコンのヒット作となりました。

D200このカメラは,銀塩でいえばF100系統のハイアマチュア向けのモデルです。クラス初の1020万画素,1/8000秒の高速シャッター,5コマ/秒の高速連写,非CPUレンズ対応,防滴防塵仕様の金属製ボディと,プロユースにも耐える完成度の高いカメラとなりました。

個人的には,MFニッコールのAi-sレンズが普通に使える点が気に入っています。ただ,APS-CサイズのCCDなので,画角が1.5倍になります。私の場合,無意識に何ミリで撮るか画角を決めてからレンズを向けるスタイルでしたから,慣れるまで撮影リズムが狂って大変でした。

写真の撮り方も変わりました。神田憲行氏が「(銀塩は)被写体の懐に飛び込みシャッターを押して離脱する繰り返し,撮るという過程の楽しさ」,「(デジタルは)なめるようにシャッターを押しまくる,それは流れる時間を投網ですくう行為に近い」(日本カメラ2006年9月号)と例えていますが,そんな感じです。

AF-S DX VR18-200mmF3.5-5.6Gと組み合わせると確かに便利ですが,作品撮りには「撮る過程の楽しさ」も欲しい。やはり,単焦点レンズでまったりと撮るスタイルが自分流だし,その気にさせるカメラです。

(追記)2008年8月,目黒の三宝カメラに売却して手離しました。

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2006/07/16

AF-S DX VR18-200mmF3.5-5.6G

デジ一眼のD200には,基本的にMFのAi-sレンズを使っています。

ただ,持っているレンズで最短の28mmでも,APS-CのD200では42mmの画角となり,広角側が全然足りません。本当は,Ai-sの15mmか20mmが欲しいところですが,とても高い。そこで,素直にデジタル専用のDXレンズを買いました。

20060709このレンズ,D200に装着すると27mmから300mmまでカバーします。F3.5-5.6と暗いこと,広角端のタル型歪みは,高倍率の普及型ズームレンズなので仕方ありませんが,絞りリングがないレンズは初めてだったので,とまどいました。
話題の手ぶれ防止機能(VR)は優れものです。シャッター速度が稼げない暗いシーンでも,カチッと音がしてVRが作動し,手ぶれのない写真が撮れます。従来の手ぶれ限界の常識を打ち破るもので,私はある種のカルチャーショックを受けました。
写真は,暗い被写体を90mm(135mm相当),F8に絞って撮ったものです。シャッター速度は1/45秒まで落ちましたが,VRのお陰で手ぶれしませんでした。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/06/03

Ai ED 180mmF2.8S

今回は,MFニッコールAi ED 180mmF2.8Sのお話です。
かつての名玉もとうとう生産終了となりました。

20060603_1このレンズは,吸い込まれそうな72mm径の大きな前玉,太い鏡胴にEDレンズの金ライン…と,一種あこがれのレンズでした。描写はどこまでもシャープです(開発秘話「ニッコール千夜一夜物語」)。あの神立尚紀氏も,「シャープで抜けがよく,トリミングしても画質が甘くならない,張り込み取材必携のレンズ」と回顧しています(アサヒカメラ2006年6月号)。
実際に使ってみると,やはり望遠でF2.8の明るさは重宝します。速いシャッター速度が使えるのでブレが少なく,レンズ本来のシャープな描写とあいまって,写真の腕が上がったように錯覚しました。

アマチュアが使いこなせるのは200mmまで…と言われます。手持ちで振り回せるのは,これくらいが限界だと思います。ただ,ズーム全盛の今,180mmの単焦点というのは生き残りが難しい。やむを得ないとはいえ,生産終了が惜しまれます。

先日購入したD200に装着すると270mmF2.8になるので,昔のサンニッパ的に使えないか模索中です。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/28

Ai105mmF2.5S

今回もレンズのお話です。
MFニッコールの名玉Ai105mmF2.5Sも,先日の銀塩縮小で生産終了になりました。中望遠の105mmは,F1.8S,F2.5S,マイクロF2.8Sのラインナップでしたが,残ったのはマイクロF2.8Sだけでした。

20060528_1105mmという画角は,私にはちょうどいい望遠域です。風景や街撮りで,ちょっと寄りたいときや背景をぼかしたいとき,このレンズには絶対的な信頼感があります。逆に,これ以上の長玉になると,レンズに振り回されてうまく使えない気がします(単に私が下手なだけですが…)。

このレンズも,40年前から光学系に変更がありません。それでいて,シャープで色抜けが良く,ほど良い明るさでコンパクトなので人気がありました(開発秘話「ニッコール千夜一夜物語」)。
たまたま2年ほど前に新コーティングのものを購入していたので慌てずに済みましたが,生産終了が惜しまれるレンズの1本です。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/25

キヤノンも開発終了

キヤノンの内田社長が,記者会見でフィルムカメラの開発終了を発表しました。
現在販売している製品の製造は「需要のある限り続ける」そうですから,この辺は現行製品を大幅に生産中止にしたニコンとの企業体力の差でしょうか。でも,どうしてキヤノンの公式サイトでちゃんとアナウンスしないんだろう?(謎)

新聞記事によれば,「(フィルムカメラの)需要はマニア層など特殊なニーズに限られ,新規開発しても商売として成り立たない」と説明したようですが,ここまではっきり言われると,銀塩ファンとしてはバッサリ切り捨てられたようで複雑な心境になりますな。

ニコン,キヤノンの2大勢力が正式に銀塩離れを表明したことで,フィルム市場がいっそう縮小しそうです。

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2006/05/14

Ai50mmF1.4S

今週末もMFレンズを買い換えました。今回は,MFニッコールAi50mmF1.4Sです。

20060514このレンズは,1981年に発売されたごく普通の標準レンズです。50mmという画角は,人間の見た目に近い自然な描写で,好きなレンズの1つです。
実は,これまで,MFニッコールの50mmは,F1.2SとF1.8Sを持っていました。明るいのは断然F1.2Sですが,大きくて重い。そこで,薄いF1.8Sを持ち出すことが多かったです。今回は,この2本を処分して,新しいF1.4Sに買い換えました。MFニッコール高騰のおかげで,ほぼ差額なしで購入できました。

ズームレンズが当たり前の時代に,標準レンズの存在意義があるのか疑問です。でも,50mm1本で撮り歩くと,狭い画角を工夫して,被写体をどう切り取るか考えてシャッターを切る癖が身につきます。使えば使うほど奥が深くて,手放せないレンズです。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/13

Ai35mmF2S

先週に続いてカメラのお話です。

手持ちのレンズの中には,今回の突然の生産終了で買い換え損なったレンズもあります。MFニッコールAi35mmF2Sもその1つです。
先日の銀塩縮小で,F2Sが生産終了となり,F1.4Sが残りました。

2006051335mmという画角は,ヨーロッパの街中を撮るのにちょうどいい画角だそうです。でも,狭い日本の街は28mm向きだし,風景を撮るにはやや狭い…ということで,広角としては使いこなしが難しい画角だと思います。
私にとって一番出番が少ないレンズで,ヘリコイドが軽くなってオーバーホールしたまま休眠中でした。
処分するつもりでしたが,コンパクトで描写に定評があっただけに生産終了となると手放すのは惜しい→APS-Cなら35mm×1.5倍=52.5mmか…なんて考えたのがいけなかった。ポジの現像を出しに行った帰りに,しっかりニコンD200の金箱を提げていました(アホですね)。

D200は,最新のデジタル一眼レフながら,Ai-SのMFニッコールレンズが絞り優先AEで使えます。さっそく試し撮りをしたら(上の写真,F4,1/180秒),フィルム同様でいい感じの描写です。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/05/06

Ai28mmF2.8S

いまさらですが,ニコンのMFレンズAi28mmF2.8Sを買い換えました。

20060506このレンズは,25年前に発売されて以来,光学系に変更がない旧いレンズです。でも,明るくて,十分な描写性能があり,軽くて値段も手ごろ,しかも最短20cmまで寄れることで評判の高いレンズです。私にとって,街撮りには欠かせない常用レンズの一つになっています。

Ai-Sの28mmには,F2S,F2.8S,F3.5Sの3種類がありました。まずF3.5Sが消え,F2Sもニコンの銀塩カメラ縮小で生産終了となり,とうとうF2.8Sだけになりました。

残ったとは言え,デジタル全盛の今,どう見ても採算が取れそうにないMF単焦点レンズがいつ生産終了になっても不思議はありません。すでにMFニッコールは品薄で高騰していますが,手に入るうちに古いAi28mmF2.8Sを下取りに出し,同じレンズの新品に買い換えました。普通なら,AF28mmF2.8Dの方が安いので,そっちを買うでしょうから,物好きとしか言いようがありませんね(笑)。

新しいレンズは,コーティングが変わって像のキレや発色が鮮やかになった気がします。こうなると,次々に古い手持ちのレンズを買い換えたくなってきました(汗)。

(追記)2008年8月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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2006/04/27

富士フイルム?

写真文化を継承します…とアナウンスをして,フィルム・ファンを喜ばせてくれた富士写真フイルム(1月20日の記事)。今日のニュースリリースによれば,ついに社名から「写真」を外すようです。

「写真関連だけに留まらない当社の事業展開にふさわしい社名に変更する」とのことで,10月1日から「富士フイルムホールディングス株式会社」になるそうです。
先日,シングル8用のフィルムFUJICHROME「R25N」・「RT200N」の販売終了を発表したばかりですから,今回の社名変更は様々な憶測を呼んでいます。社長さんも「最後の1社になるまで写真は続ける」とコメントして,あらぬ憶測の火消しに躍起になっておられます。

このところ,老舗マミヤの中判カメラ事業撤退など,相変わらずさびしいニュースが多いフィルムカメラ業界ですが,その運命を握る富士フイルムの動きには注目したいです。

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2006/04/20

SONYのα

カメラ事業から撤退したコニカミノルタ(1月19日の記事)。
αマウントはソニーが継承する…とのことでしたが,自社開発を重視するソニーの企業風土の中で,αマウントがいつまで続くか,旧ミノルタ・ユーザーとして気になっていました。

今日,ソニーがデジタル一眼レフカメラ事業へ新規参入を宣言しました。そのブランド名は,何と「α」。
公式サイトを見る限り,まだ具体的な提案はなく,製品のリリースはもう少し先かと思われます。でも,黒地に赤い「α」のロゴが格好よくてソニーのイメージ創りの上手さを感じさせます。

ソニーがここまでαマウントを事業の中核にするとは思っていませんでした。既存のαレンズを生かすってことは,旧α7デジタルが採用したボディ内手ブレ防止機構を継承したシステムを展開するのでしょうね。
キャノン,ニコン陣営を追随できるか,これからの展開が楽しみです。

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2006/01/20

富士写真フイルム

1月19日,さっそく富士写真フイルムから,銀塩写真に関するアナウンスがありました。

「人間の喜びも悲しみも愛も感動も全てを表現する写真は,人間にとって無くてはならないものであり…(中略)…その中でも銀塩写真は,その優れた表現力・長期保存性・低廉な価格・取扱いの手軽さと現像プリントインフラが整備されている点等でデジタルに勝る優位さもあり…(中略)…弊社はそのような銀塩写真を中心とした感材写真事業を継続し,更なる写真文化の発展を目指すとともに,写真をご愛顧いただけるお客様,ご販売店様の支援を今後とも続けてまいる所存です。」(原文のまま引用)

AGFAやKODAKがフィルム事業を縮小した今,富士写真フイルムが世界の銀塩の行方を左右するキーを握っていますね。

デジタルもフィルムも「写真」なので,デジタルだフィルムだと大騒ぎする必要はないかも知れません。でも,銀塩の「まったり」した楽しみ方は,なくして欲しくないなあ。いずれ「フィルム1本が数千円」なんて時代になるかも知れませんが,銀塩ファンとしてはぜひ頑張って欲しいと願っています。

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2006/01/19

さらばコニカミノルタ

コニカミノルタが,カメラ・フォト事業からの撤退を発表しました。

コニカとミノルタが経営統合したのは,2003年でした。昨年11月にフォト事業の大幅縮小を発表しましたが,こんなに早く完全撤退とは…。

1873年創業のコニカは,国産初の印画紙やカラーフィルム「サクラカラー」を発売したフィルムの老舗。1928年創業のミノルタは,ロッコールレンズや世界初のAF一眼レフα7000を開発したカメラの老舗。写真の世界から,この2大ブランドが消えることになります。

ミノルタは,まじめな製品とユーザーを向いた姿勢で,好きなメーカーのひとつだったので,大変残念です。
先日のニコンのフィルムカメラ事業の縮小といい,フィルムで写真を楽しむ人にはつらい時代となりました。
あとは,富士写真フイルムだけが頼みか…。

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2006/01/11

ニコンの衝撃

年明け早々,ニコンから衝撃的なアナウンスがありました。

銀塩カメラ市場の急激な縮小で,フィルムカメラはF6とFM10を残し,MFレンズと関連アクセサリーも一部を除いて生産を終了するそうです。デジカメに経営資源を集中したい…のが,その理由のようです。

MFカメラに限っていえば,本体は入門機FM10だけ,レンズは広角20mm~準望遠105mmの9本だけ…となると,もはやシステムとは呼べませんから,ニコンMFシステムの終焉と言って良いでしょう。
今回の発表について,ニコンは「銀塩からの撤退ではない」と強調しています。でも,カメラが消えれば,フィルム市場も一気に縮小しそうですから,銀塩ファンとしては心配です。

写真の一つの楽しみ方が,確実に消えようとしている今,せめて持っているマニュアルカメラやレンズを,ずっと大切に使っていきたいと思っています。

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2005/11/12

房総の紅葉

今年は,秋が暖かく,例年になく紅葉が遅かったです。特に,温暖な南房総では,12月中旬まで養老渓谷などで紅葉が楽しめます。

bousoukouyoぶらりと取材を兼ねて出かけると,意外な風景に心を惹かれたりします。そんなとき,カメラを向けてパシャッと写真を撮るのですが,出来上がった写真は,イメージと違ってがっくり…なんてことも少なくありません。

写真は,大慈恩寺(香取郡大栄町)の境内で見つけた紅葉です。重厚な大屋根に紅葉の朱が印象的でしたから,思わずシャッターを切りました。でも,写真を見ると,紅葉よりも手前の欄干の「赤」が強烈に自己主張してますね(笑)。うーむ,写真は難しいな…。

毎年,この時期,房総の紅葉を撮り歩こうと思いたちます。でも,紅葉の時期が遅いだけに,先延ばししていると,あっという間に時期を逸して,なかなか実現できずにいます。

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2005/11/05

COOLPIX950

フィルム派の私ですが,実はデジカメもしっかり使っています。25万画素機から,手ぶれ防止機能付き500万画素機まで,何台か乗り換えてきました。その中でも,旧式のニコンCOOLPIX950が一番のお気に入りです。

9501999年に発売された950は,211万画素,2インチ液晶,スイバル(回転式)デザイン,マニュアル操作を重視した造りで,重厚な金属製ボディと相まって独特の存在感がありました。報道の記者さんが好んで使い,後継機の990や995が出た後も生産が続けられました。

ノイズが少なく解像感に優れた1/2インチ補色系CCDで,ニッコールらしい切れのある画像が特徴です。ホワイトバランスに癖がありますが,マニュアルで調整すると問題ありません。ワイドと望遠のコンバーターレンズを装着すれば,24mm~230mmまでの撮影に対応できる点も大きな魅力です。また,回転式ボディは,アングルの自由度が高くて,とても便利です。

このデジカメは,オートよりもマニュアルで撮るのが楽しいカメラです。最新の機種と比べると動作の遅さを感じますが,このカメラよりコンパクトでマニュアル機能が充実した機種がなかなか見つからないので,現在もメインのデジカメとして愛用しています。

本腰を入れた撮影にはフィルムカメラを使っていますが,将来,フルサイズCCDが当たり前になったら,デジ一眼に切り替えるかも知れません。

(追記)2007年12月,ワイドコンバーターWC-E63,テレコンバーターTC-E2とともに中野のフジヤカメラに売却して手離しました。長い間お疲れさま。

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2005/10/22

フィルム&イメージ

富士写真フイルムに購読を申し込んでいた季刊「フィルム&イメージ」の創刊号が届きました。

ffこのところ,コダックの白黒印画紙生産中止,京セラのコンタックス撤退など,銀塩写真ファンにとっては寂しいニュースばかりでした。このデジタル全盛時代に,わざわざ「フィルムで写真を楽しみたい人のために」創刊してくれた企業の心意気に拍手を送りたいと思います。

この冊子は,これまで店頭で無料配布していた「フジクロームNEWS」に替わるものだと思われますが,定期購読のみで店頭では販売していません。創刊準備号を入手して,郵便振込で申し込む必要があり,インターネットのオンラインに慣れた身にはちょっと手続が面倒です。
創刊号は,全23ページ,写真家が語るフィルム写真の魅力など,銀塩写真にターゲットを絞った内容でなかなか好印象でした。年4回発行で,年間購読料は1500円です。

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2005/10/08

ニコンF3

1980年に発表されたF3は,Fひと桁シリーズで初めて電子制御フォーカルプレーンシャッターシャッターと自動露出(AE)を採用したマニュアルフォーカス(MF)カメラです。
 
f3機械式カメラが主流の時代でしたから,電子回路の導入には否定的な声が多かったようです。しかし,頑丈な金属ボディ,視野率100%の明るいファインダー,電池切れでも作動する緊急シャッターなど,プロユースを考えて開発されたF3は,報道カメラマンを中心に絶大な信頼を得ました。
結局,後継機のF4やF5が出た後も生産が続けられ,2001年に惜しまれながら生産中止となりました。

このカメラは,ずっしり重たいボディ,心地よいシャッター音,しっとりした巻き上げ感など,MFレンズの操作感と相まって,「写真を撮っている」と実感させてくれます。
このカメラを使うようになって,単焦点のMFニッコールレンズを何本か揃えました。注意深くピントを合わせ,光を見て露出を考える,それでいてうまく撮れたか分からない不安…,MF銀塩カメラならではの不便さはありますが,そこがまた楽しい。撮影していて実に気持ちがいいカメラです。

デジカメ全盛時代ですが,趣味で写真を撮るのだから,こういうスローなスタイルもありかな,なんて思っています。

(追記)2008年8月,MD-4とともに中野のフジヤカメラに売却して手離しました。長い間お世話になりました,ありがとう。

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2005/10/01

ミノルタα-507si

1995年に発表されたα-siシリーズは,「全自動」を目指して不評だったα-xiシリーズの反省から,「手が知っているという操作感覚」へと大転換したモデルです。このように,極端な方向転換をやってのけるところが,実にミノルタらしい…あ,褒め言葉です。
5xi

α-507siは,AF機にもかかわらず,小さな液晶表示部,ダイヤルやレバーを多用した操作性など,MF機のようなテイストのカメラでした。取扱説明書を読まなくても直感的に分かる操作性の良さ,上級機より明るく,ピントの山がつかみやすいファインダーで,ミノルタの意欲作となりました。

このカメラで撮るようになって,単焦点のαレンズを何本か揃えましたが,ミノルタのシステム縮小に伴って,レンズはほとんど処分してしまいました。現在は,24-85mmF3.5-4.5とAPO100-300mmF4.5-5.6の2本のズームレンズと,ミノルタの名玉100mmマクロF2.8だけを残しています。
このカメラ,フニャッとしたシャッターの感触は今ひとつですが,縦型グリップを装着すると硬派なカメラに見えるので,結構気に入っています。(^^;

(追記)2006年5月,残していたαレンズ一式とともに中野のフジヤカメラに売却して手離しました。さよなら,ミノルタシステム。

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2005/09/10

ミノルタα-3xi

ミノルタは,まじめな製品とユーザーを向いた姿勢で,好きなメーカーのひとつでした。コニカミノルタになって,フィルム・カメラ部門の縮小を表明したのは,実に残念でした。
3xi

1991年に発表されたα-xiシリーズは,完全にフルオートのカメラを目指し,逆にカメラ・ファンからそっぽを向かれ,商業的には失敗したモデルです。(^^;
α-3xiは,AF一眼レフ世界最小・最軽量(当時)を誇り,ファインダーを覗くとカメラがスタンバイする「アイ・スタート」や,xiレンズを使えばベストアングルにズーミングする「オートスタンバイズーム」(ASZ)など,オート機能が満載で,あとはシャッターを押すだけという簡単さでした。ここまでやればコンパクト・カメラと変わりません…って,それじゃ「このカメラの存在意義って何?」という疑問が浮かびますが…(汗)。

28-80mmと80-200mmの2本のxiレンズで使っていましたが,ASZは,中途半端な画角にズーミングし,結局,撮影のたびに自分でズームしなおす必要があるので,いつもOFFで使っていました(笑)。もちろん,普通のαレンズも使用できます。
チープな質感とマニュアル操作を拒むような操作性の悪さなど,欠点は多いですが,小さくて軽いので,ネガを詰めて安いズームレンズ1本を装着し,旅行スナップ用に現役です。結構,雑に扱っても,世に言われるほど耐久性に問題は感じません。

(追記)2006年5月,中野のフジヤカメラに売却して手離しました。

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