2018/09/09

機材の整理

久々に旅のお伴のカメラ機材を更新しました。

これまで、旅のお伴はもっぱらD40+DXズームまたはリコーGRでした。
一眼レフのD40は旅にはちと嵩張るし、既に補修部品在庫が払底。最近はコンパクトなGRを持ち出すことが多かったですが、単焦点なので旅先でズームが欲しい場面もあり…。

ということで、D40+DXズームレンズ2本とGRを処分して、オリンパスOM-D E-M10Mark3を導入しました(下の写真は公式サイトから引用)。

20180909

初のマイクロフォーサーズ(MFT)は、驚くほどコンパクト。パンケーキの14-42/3.5-5.6と40-150/4-5.6 Rがお出かけバッグに入ってしまいます。これで35mm換算28~300mmまでカバーできるとは恐るべし。

OM-Dシリーズの末弟ですが、121点AF、強力なボティ内5軸手振れ補正、見やすいEVF、8.6コマ/秒の連写、最新の画像処理エンジンなど、エントリー機らしからぬ仕上がり(4K動画も撮れます)。MFTって進化してますねえ。

動き物を撮ると感じるシャッタータイムラグ、連写中のEVFの画像消失時間など気になる点もありますが、旅のお伴にちょうどいい感じです。

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2018/08/19

予科練平和記念館と土門拳

8月のよく晴れた日、霞ケ浦の予科練平和記念館(阿見町)に行ってきました。

20180819霞ケ浦の旧海軍航空隊には、昭和14年に横須賀から飛行予科練習部(予科練)が移転し、終戦まで阿見は予科練の町として知られました。

練習生は14~17歳で、厳しい選抜と訓練が行われました。下士官候補の彼らには、一般のセーラー襟水兵服と異なり、詰襟に翼マークの短ジャケットに金の七つ釦の制服が与えられ、少年たちの憧れでした。
戦争末期には全国に予科練が増設され、大量採用で特攻要員を速成しました。終戦までの15年間で2万4000人が巣立ち、その8割が戦死しています。

館内は、入隊~訓練~心情~飛翔~交流~窮迫~特攻の7つのテーマで展示・解説しています。屋外には零戦21型と回天1型の実物大模型が展示されています。
個人的には、食事や酒保、休日など、練習生の生活に着目した展示と、志望動機と世相の関連(昭和17年ころは「飛行機や空への憧れ」、昭和18年ころになると「農家の食い扶持減らし」や「出世して食えるようになりたい」、昭和19年以降は「国難を救いたい」)が興味深かったです。
語り部のインタビューを交えた映像記録(6/10の土浦空襲、特攻)は、70年前の「事実」と今の「平和」について深く考えさせられます。

さて、写真愛好家として気になったのは、館内に掲げられた土門拳が予科練を撮った写真パネルです。
氏は、昭和19年、海軍省の依頼で霞ケ浦の予科練甲種13期生と寝食を共にしながら撮影したそうです。
写真のほとんどは敗戦で焼却され、残った写真はわずか。予科練とのつながりを示す写真は、土門拳記念館(山形県酒田市)にもなく、戦後一貫してリアリズムに徹した氏が、若いころに軍の仕事を請け負っていたのはちょっとした驚きでした。

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2018/01/23

芳賀日出男写真展

東京ミッドタウンのフジフイルムスクエア写真歴史博物館で開催中の芳賀日出男写真展「伝えるべきもの、守るべきもの」に行ってきました。

20180123日本や世界各地の祭礼を60年以上も撮り続けてきた民俗写真の大家で、折口民俗学に裏打ちされた民俗学的視点で捉えた写真は、単なる記録を超えて、新たに民俗写真というジャンルを開きました。
96歳の現在も、現役の写真家として精力的に活動されています。

今回の写真展は、氏の原点でもある祭礼、人生儀礼、稲作儀礼をテーマにした作品から、昭和28年~平成8年に撮影された29点を展示しています。

「祭り」は、訪れ神(西表島)・鑽火(島根)・奄美の祝女(奄美大島)・幸若舞(福岡)・鷺舞(島根)・若女(平泉)・火防せの神の使い(宮城)・国津神事(福井)・横手万歳(秋田)・まゆんがなし(石垣島)・榊鬼(奥三河)・円座のかんこ踊り(伊勢)・西大寺会陽(岡山)・大黒舞(山形)・供える(伊東)の15点。
「人生儀礼」の部は、七日祝(沖永良部島)・嫁入り(三春)・三十三回忌(沖永良部島)・臨終(奄美大島)・十三祝(沖永良部島)の5点。
「稲作儀礼」の部は、雪中田植(秋田)・伊勢の早乙女(志摩)・虫送り(愛知)・高倉(奄美大島)・年男(福島)・あえのこと(能登)・壬生の花田植(広島)・田の神迎(石川)・一粒の種から(愛知)の9点。

どの作品も、自然に宿る神々とともに生き、日々の恵みに感謝を捧げる人々の姿がストレートに迫ってきます。自分が生まれた頃には、素朴で自然な形で祭礼が受け継がれていた様子が分かり、民俗芸能ファンとしては興味深いものがあります。

写真展としては小振りですが、作品解説リーフレットが詳しくて秀逸です。2月3日と3月3日は、氏本人と息子で民俗写真家の芳賀日向氏によるギャラリートークが予定され、こちらも民俗芸能を撮る者には垂涎の企画です。

この写真展は、3月31日(土)まで開催されています。

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2018/01/08

撮影機材の点検

師走に撮影機材をメンテナンスに出せなかったので、三連休の最終日、いつもの銀座SCに持ち込みました。

20180108毎年、「点検パック」Bコース(ローパスフィルタ清掃、各部動作点検、AF精度、レンズマウントの点検など)ですが、今回は、Df導入から5年目なので、ボディ側のピント点検・調整を加えたAコースを選択。

年明けでSCが混んでいて、Df×2台で所要時間は4時間ほど。点検ではDf2号機(黒)に「若干の後ピン傾向」が見つかり、調整されて戻ってきました。うーむ、気付かなかったよ。こうなると、手持ちのレンズもまとめて点検に出したい気が…。

待ち時間は妻と銀座をぶらぶら。
写真は、新しいGINZA SIX(旧銀座松坂屋)の吹き抜けを飾る巨大なバルーン。芸術家・草間彌生氏のアート作品「風船」です(iPhone6で撮影)。
知らない間にいろいろ面白い店ができていて、銀座は目が離せない街です。

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2017/12/24

D40で第4世代FlashAirを使う

我が家では、古いD40(2006年発売)が現役です。

20171224小さくて600万画素しかありませんが、旅のお伴に手放せません。

ほとんど不満はないものの、旅先で撮った写真をすぐにUPできないのは今どきちょっと不便…ということで、東芝の第4世代無線LAN搭載SDカード「FlashAir16GB」(W-04)を導入。

この製品は、撮影画像をカードに書き込むのと同時にWi-fi端末に転送し、専用アプリで閲覧・保存ができます。
iPhoneに接続すると、撮った画像が片っ端から専用アプリに転送され、画像を選択してカメラロールに保存でき、かなり便利です。

注意点として、D40は古い機種なので、データ転送中の電源コントロール機能がありません。転送中に背面液晶が消灯するとカードスロットの給電が切れ、iPhoneとFlashAirカードの接続が途切れてしまい、カードを認識できなくなります。これは、D40の設定を「パワーオフ時間」→「カスタマイズ」→「再生/メニュー表示」10M・「撮影直後の画像確認」10M・「半押しタイマー」30Mにすれば回避できます。

転送する画像を選択できない、アプリの一覧表示でRAW画像はアイコンのみ、カメラの電源はこまめにオフ、画像を全消去する際に「カード初期化」は使わない※など、ちょっとした工夫が必要ですが、古いD40の活用範囲が広がりました。
※画像ファイルを消去する際、「カード初期化」で行うと通信設定ファイル(FA000001.jpg)も削除され、通信不能になります。再設定には、PCで専用サイトからソフトをDLして工場出荷状態へ戻すしかありません。

第4世代FlashAirは接続性と操作性が良く、手元にあるリコーGR+Eyefi-mobiカード(標準サポート)と比べても使い勝手が良い感じです。

(追記)2018年9月、キタムラに売却して手放しました。

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2017/09/24

岡本太郎の東北展

妻と一緒に、東京・南青山の岡本太郎記念館で開催中の写真展「岡本太郎の東北」に行ってきました。

20170924岡本太郎氏と云えば、「芸術は爆発だ!」で知られる前衛的な芸術家です。私は、大阪万博(1970)で太陽の塔をリアルタイムで見に行った世代なので、特に強烈な印象があります。

そんな太郎氏が、日本の民俗芸能にカメラを向けていたことは、つい最近知りました。
写真展では、縄文文化をきっかけにシャーマニズムに関心を寄せた氏が、東北を訪れて土着の魂の叫びを見い出し、独特の視点で切り取った写真を展示しています。

1960年代の東北には、人々の生活に根付いた郷土芸能が純粋な形で、いい意味で「泥くさく」残っていました。氏は、これらの民俗を芸術家の鋭い感性で撮影しています。人々の素朴な表情がモノクロ写真で迫り、凄みすら感じます。

たしかに民俗を撮っているのですが、普通の民俗写真と何か違う…。何が違うんだろうとしばし考えて、氏の視点が被写体の「顔」に据えられていることに気付きました。民俗の表層にではなく、人・動物・物の「顔」に真っすぐ向けられた強烈なまでの関心…。
プロの写真家ではなく芸術家としての斬新な視点、切り取り方にハッとさせられ、民俗芸能と対峙する姿勢を深く考えさせられました。

記念館は、氏のアトリエを公開したもので、生前のアトリエや庭のオブジェが印象的(館内撮影自由)。近くには根津美術館や秋山庄太郎写真芸術館(こちらは当分の間、休館中)もあります。

この写真展は、10月9日(月)まで開催しています。

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2016/12/18

撮影機材の点検

毎年、祭事が少ない師走のこの時期は、撮影機材をメンテナンスに出しています。

20161218今年も、銀座ニコンSCにDf×2台を持ち込みました。新しい「点検パック」で、いつものローパスフィルタ(LPF)清掃と動作点検に加えて、ピント・AF精度やレンズマウントなどの点検コースを依頼。
料金は倍になったものの、チェックシートで点検箇所と項目、作業内容と判定結果が明記されるようになりました。

Dfは、初投入(2013年11月の「大饗祭」)から4年目に入りました。メイン機としての運用は2015年7月の「田中の虫送り」からですが、Dfは重い大口径ズーム(大三元)で運用するより、単焦点でまったり撮影する方が合っているような気がします。

待ち時間の間に、妻と銀座をぶらぶら。毎年、趣向を凝らしたXmasのショーウィンドウを見て回るのも楽しみです。写真は、山野楽器銀座本店のXmasツリー(D40で撮影)。社屋建替えで休止中の銀座ミキモトのツリーに代わって大人気でした。

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2016/01/12

石川直樹写真展「まれびと」

銀座のキヤノンギャラリーで開催された石川直樹氏の写真展「まれびと」に行ってきました。

20160112石川氏は昭和52年東京生まれ。中高生のころから未知の世界を求めて国内や世界を旅し、大学時代に世界七大陸最高峰を史上最年少で登頂した冒険家です。旅を通じて人類学・民俗学に関心を深め、写真で記録する面白さに目覚めたそうです。
大学院では環太平洋の島しょ部の渡海文化を研究。2011年、ポリネシアの島々を訪ねた写真集「CORONA」で土門拳賞を受賞し、現在も民俗学的な視点で「未知との出会い」を求めて精力的に活動している写真家です。

今回の写真展は、折口民俗学でいう「まれびと」(海からの異形の来訪神)を迎えて行われる国内の仮面祭礼を通じて、人々の内面にある「未知なるもの」を10年かけて追い求めた作品を展示しています。

展示は、ボゼ(鹿児島・悪石島、写真右下)、メンドン(同・硫黄島)、トシドン(同・下甑島)、メン(同・黒島)、オニ(大分・国東半島)、ケベス(同)、ミルク(沖縄・西表島)、フサマラー(同・波照間島、写真左上)、マユンガナシ(同・石垣島)、パーントゥ(同・宮古島)、カセドリ(佐賀・蓮池)、アマメハギ(石川・輪島)、ミズカブリ(宮城・登米)、アマハゲ(山形・遊佐)、ナマハゲ(秋田・男鹿半島)、ナゴメハギ(同・能代)、アマメハギ(新潟・村上、写真左下)、スネカ(岩手・大船渡)、アマメハギ(秋田・にかほ)の19点。
民俗学的な視点で祭礼を撮る数少ないプロの写真家で、注目したい一人です。

新潟・村上のアマメハギは、房総・横芝光町の「小田部の火防」と似ていて興味深かったです(面の種類は違いますが)。

この写真展は、東京では1月13日(水)まで。以降、4月下旬まで大阪→名古屋→福岡→札幌→仙台のキヤノンギャラリーで開催されています。

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2015/12/23

撮影機材の点検

例年、祭事が少ないこの時期は、撮影機材をメンテナンスに出しています。

20151223いつもの銀座ニコンSCにDf×2を持ち込み、ローパスフィルタ(LPF)の清掃と点検を依頼。所要時間は2台で90分ほどでした。

今年は7月にメイン機材をD300×2からDf×2に切り替えたので、レンズや周辺機材もいくつか入れ替えました。Dfは単焦点との相性が抜群ですが、グリップが浅く、メインで使う重いズームレンズと組み合わせると、長時間の撮影では中指が痛くなるのが難点です。

今回は帝国ホテルでの所用がメインだったので、クルマをホテルに置いて銀座をぶらぶら。クリスマス前の祝日で、銀座はいつも以上の賑わいでした。
特に、今年は中国からの団体客が目立っていて、銀座通りは観光バスだらけ、店の前は中国語だらけ…。皆さん、大きな袋やら箱を抱えていて、爆買いって本当なんだなあと実感したのでした。

写真は、帝国ホテルのバンケット・ロビーに飾られたXmasデコレーションです(下の娘がiPhone6で撮影)。

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2015/07/12

機材の整理

久しぶりに防湿庫のカメラ機材を整理しました。

これまで、祭事撮影はD300(2台)にDXレンズ群(10.5/2.8、12-24/4、17-55/2.8)とVR70-200/2.8を使い、まったりとした撮影はDf(銀)にf1.8単焦点(20mm、28mm、35mm、50mm、85mm)を使っていました。
長年酷使したDXの機材は痛みが激しく、主力のストロボSB-800は補修部品在庫払底の情報も聞こえ始め、そろそろ更新どき。今後の写真との付き合い方を考え、この機会にFXシステムへ更新することにしました。

で、処分したのは、D300(2台)とDXレンズ3本、ストロボSB-800(2台)・SB-600、それに稼働率の低いGR Limited Edition、古いContax G2(フィルム)+プラナーT*45/2・ビオゴンT*28/2.8でした。
いつもの中野F店に持ち込み、代わりにDf(黒)と24-70/2.8G(VR不要なので旧モデル)、SB-910と娘用コンデジを調達。あ、SD-9を買い忘れた…

DXシステムに不満があったわけではないので、D40とキットレンズは残留です。ちなみに、FXになったからといって自分の写真が変わる…なんてことはありません(たぶん)。

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