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2024/01/21

山鹿・骨なし灯籠とよへほ節

「主は山鹿の骨なし灯籠、骨もなけれど肉もなし」(よへほ節)と歌われた山鹿灯籠。

20240120b_300精巧な金属製に見えますが、実は、和紙と糊だけで作り上げる繊細な手工芸品です(国伝統工芸品)。

江戸期、山鹿地方は楮(こうぞ)栽培が盛んで、手漉き和紙の特産地でした。紙細工の職人を、富商の旦那衆が援助して、技を競い合った結果、現在のような精巧な紙細工に発展しました。

山鹿灯籠は、大宮神社の祭礼(旧暦七月十六日)に奉納するため、灯籠師が制作します。金(かな)灯籠の他、神殿造り、座敷造り、城造りなどの種類があり、深夜に神社に奉納され(上がり灯籠)、展示された後、零時に灯籠殿に納められます(下がり灯籠)。

金灯籠を頭に載せて踊る「山鹿灯籠踊り」は、昭和29年(1954)、民俗学者三隅治雄の助言により「八瀬の赦免地踊り」(京都)に倣って誕生しました。

踊りで歌われる「よへほ節」は、野口雨情の作詞。「よへほ」の意味は肥後弁で「ほら、あなたもお酔いなさい」だとか。ゆるりとした歌と組み踊りが実に優美で、「山鹿灯籠まつり」(毎年8月15~16日)で披露されます(写真は八千代座にて撮影)。

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