特別展「古代メキシコ」
九州国立博物館で開催中の特別展「古代メキシコ 」展に行ってきました。
BC1500年のオルメカ文明に始まり、1697年にマヤ文明がスペイン侵攻で滅びるまで、3千年以上も栄えたメキシコの古代都市文明。
この特別展では、代表的な文明として、マヤ(BC1200~1697)、テオティワカン(BC100~550)、アステカ(1325~1521)の3つに焦点をあてて紹介しています。
火山の噴火や地震、干ばつ、他国との戦争など厳しい環境の中で、人々は神に祈り畏怖しながら、天文・暦法・文字を発達させ、王墓や神殿、ピラミッドなど壮大な建造物を築きました。
各文明が育んだ独自の世界観と造形美を伝える約140点の至宝が来日。特に、マヤの都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王朝(615~683)の妃「赤の女王」(レイナ・ロハ)の副葬品は、日本初公開です。
古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫った展覧会で見応えがありました。この日は夜間開館で人も少なく、じっくりと見ることができました(場内は写真撮影可)。
この特別展は、東京、福岡、大阪の巡回展で、九州国立博物館では12月10日(日)まで開催中です。
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