平戸・生月島の柱状節理
平戸島から生月大橋を渡り、生月島(いきつきしま)へ。
生月島は、南北10km、東西3.8kmの細長い島です。その昔、中国から帰国する人々は、船上からこの島が見えると「日本に帰ってきた」とひと息ついたので、その名が付いたと伝わります。
島は、溶岩に玄武岩が重なった溶岩台地で、島の西側に漁港や集落があり、島の東側はほぼ断崖絶壁になっています。
島を北上する途中にある「塩俵の断崖」は、奇岩が続く景観が圧巻です。
典型的な柱状節理で、厚い溶岩流がゆっくり固まる際、岩が収縮して柱状の亀裂ができました。波に浸食された石柱の断面(六角形)が塩俵を積んだように見えたことから「塩俵の断崖」と呼ばれています。
さらに北上して、最北端の大婆鼻を目指します。
大婆鼻は、対馬海峡に突き出た高さ80mほどの断崖です。崖の上に立つ大バエ灯台は、小さな無人灯台ですが、展望台からの眺めが絶景です。崖を吹き上がる強い風に、思わず足が竦みました。
東に度島や的山大島を望み、天気が良ければ遠く壱岐や対馬まで見えるそうです。
今回の旅は、初めての平戸で盛りだくさんでした。帰路は、生月大橋~平戸大橋~R204で松浦~伊万里~武雄北方ICから長崎道で帰宅。旅の機材はNIKON Z50+Z DX 16-50/3.5-6.3でした。
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