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2019/01/02

上野・ムンク展再び

妻・下の娘と一緒に、上野・東京都美術館で開催中の「ムンク展」に行ってきました。

20190102ノルウェーを代表する画家ムンクの展覧会は、2007年の国立西洋美術館以来2度目です。
前回は、オスロ市立ムンク美術館が収蔵する作品から、装飾画家としてのムンクをテーマに108点が来日しました。今回は、「共鳴する魂の叫び」をテーマに、初期~晩年の作品101点でムンクの画家としての生涯をたどります。

構成は、「1ムンクとは誰か」「2家族-死と喪失」「3夏の夜-孤独と憂鬱」「4魂の叫び-不安と絶望」「5接吻、吸血鬼、マドンナ」「6男と女-愛、嫉妬、別れ」「7肖像画」「8躍動する風景」「9画家の晩年」の9つに分けて60年間の画業を主題ごとに紹介しています。

今回の見どころは、初来日のテンペラ・油彩の「叫び」(1910?)です。ムンクは、同じモチーフで複数作品を描いた画家でしたが、この「叫び」も1893年に描いた初版を描き直した現存する5点の一つです。
同時期の「絶望」(1894)と並んで展示されていましたが、こちらは前回も来日していました。油彩のほか、リトグラフや版画の作品・原板なども珍しかったです。

とても見応えのある作品群で、年齢や境遇ごとに作風の変遷がよく分かる好企画でした。年始の休日で、会期末が近いこともあり、チケット窓口で10分、入場に20分ほど並び、場内も大混雑していました(「叫び」の前では1列で立ち止まり禁止)。
ただ、もともとムンクは表現主義派で、死・孤独・嫉妬・不安という自己の感情を暗い色調と非現実的な心象風景に描き込んだ独特の作風ですから、前回同様、ちょっと重かったです。

ムンク展は、2019年1月20日(日)まで開催されています。

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