伊香保・水沢観音
師走の週末、妻と伊香保に行ってきました。
関越道から旧水沢街道を北上し、途中で水沢観音に立ち寄ります。
正式には五徳山水澤観世音(天台宗)といい、開創は1300年以上前、高麗の恵灌僧正によると伝わります。往時は30余堂を有する大寺でしたが、度々焼失し、元禄年間に徳川幕府が祈願所として再建しました。
参道石段の途中に仁王門(市重要文化財)、境内に観音堂(同)、六角二重塔(県重要文化財)、釈迦堂などがあります。
仁王門は、狩野派の絵師・狩野探雲の龍図が天井で睨みをきかせています。
観音堂は、軒唐破風の丸瓦に葵紋が入り、本尊の十一面千手観音菩薩(秘仏)を祀っています。
六角二重塔(上の写真)は、六角輪転の台座に六地蔵と大日如来を安置した輪蔵で、参拝者が左に3回廻して供養できる仕組みです。
釈迦堂は、平成の大修復で完成した近代的な「宝物殿」です。寺宝の円空作・一刀彫り阿弥陀如来坐像などを収蔵しています(特別無料拝観中)。
ちょうど昼時になり、門前で水沢うどんの昼食。
讃岐(香川)・稲庭(秋田)と並ぶ日本三大うどんの一つで、その昔、参拝客に出したうどんが評判となりました。門前の街道筋に立派な構えのうどん屋が建ち並び、どこに入るか悩みます。
今回は、老舗の1軒でざるうどんと舞茸の天ぷらを頂きました。
次は、伊香保の源泉を目指して北上します。
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