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2018/09/15

秋田・角館の武家屋敷

角館は、慶長七年(1602)、常陸から出羽に遷った藩主佐竹公が、一族の芦名氏の知行地とし、芦名氏断絶後は佐竹北家の所預り(支配地)となりました。

20180914c黒板塀の門構えや枡形に交差する路など、芦名氏が整備した町割りが今も残っています(重要伝統的建造物群保存地区)。

武家屋敷にほど近い宿にチェックインし、ぶらぶらと散策。黒板塀に沿って小田野家→角館武家屋敷資料館→岩橋家→石黒家→旧青柳家と歩きます。

小田野家は、佐竹北家組下の中級武士で、解体新書の挿絵を描いた小田野直武はこの家の本家筋です。建物は明治33年(1900)の大火後の再建(無料公開)。

20180914d角館武家屋敷資料館は、河原田家(修復工事中)の米蔵を改装して佐竹北家の陣幕や武具などを展示。愛好家グループが熱心に見入っていましたが、観光客にはちょっとディープな内容でした(有料施設)。

岩橋家は、芦名氏断絶後に佐竹北家組下となった中級武士(八十六石)です。建物は幕末の改修後の姿をそのまま伝えており、映画「たそがれ清兵衛」のロケでも使われました(無料公開)。

石黒家は、佐竹北家で勘定役を務めた上級武士(百五十石)です。薬医門は文化六年(1809)の建築で角館最古。座敷に上がって説明を聞きながら見学できる唯一の武家屋敷です(法人組織による有料公開)。

20180914e旧青柳家は、芦名氏断絶後に佐竹北家組下となり、最終的には百四石の家格でした。上級武士にしか許されない薬医門を特に許され、築200年を超えるの母屋のほか、広大な敷地に様々な展示館が点在して歴史テーマパークのようです。
小田野直武の親戚筋に当たる関係で直武が描いた解体新書附図などを展示した「解体新書記念館」もありました(法人組織による有料公開)。

武家屋敷の門構え、門前の馬つなぎ石や馬乗り石、黒板塀とのぞき窓、側溝の疎水と大威徳石の積石、樹齢百年以上の巨木が織りなす景観はとても風情があります。地元の人によれば、春の桜は美しいけれど、秋の落ち葉と冬の積雪(1.6m位)は大変だとのことでした。

初日は角館できりたんぽ鍋を堪能して泊。明日は男鹿半島へ向かいます。

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