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2018/09/18

秋田・秋田市内の文化財めぐり

三日目は秋田市内を巡ります。

20180916aまずは秋田市立赤れんが郷土館へ。
明治末期に旧秋田銀行本店として建築された建物で、外観は白タイルと赤レンガのお洒落なルネサンス様式、内装は高い天井の格調高いバロック様式です(国重文)。

豪華な内装もさることながら、郷土館ということで、秋田出身の鍛金家・関谷四郎(人間国宝)の作品を展示した記念室と、生涯秋田を離れず独特の刻線と色彩で習俗を描き続けた版画家・勝平得之の作品を展示した記念館を併設しており、どちらも興味深かったです。

続いて、郊外の秋田城(出羽柵)跡へ。
奈良期(733)に蝦夷対策として山形から移され、出羽国府が置かれた最北の古代城柵官衙遺跡です(国史跡)。ここを秋田城と呼ぶため、江戸期の藩公佐竹氏の居城は「久保田城」の名で区別されました。

20180916b最初に歴史資料館で発掘された様子や出土品について予備知識を得てから、少し離れた史跡公園へ移動します。
史跡公園では、奈良期の技法で復元された東門や古代水洗厠舎があり、ボランティアガイドさんが詳しく説明してくれました。
中でも、復元された古代水洗厠舎は、緩い傾斜の木管で沼に流す方式で日本唯一の遺構です。出土した沈殿物の特徴から、大陸の渤海国からの使者が使ったと考えられています。

再び秋田市内に戻り、旧金子家住宅へ。
江戸後期に質屋・古着商を営み、明治期に呉服卸商として栄えた旧家で、昭和50年まで営業していました。江戸後期の間口に比べて奥が長い建物と、雪国ならではの屋内と連結した土蔵が公開されています(市有形文化財)。屋根には火除けの大きな水桶が載っています。

20180916c最後に、秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し会館)で竿燈を見学。
市内に伝わる秋田の竿燈(国重要無形民俗文化財)、土崎神明社祭の曳山行事(同)、広面赤沼の梵天祭を詳しく紹介するほか、秋田万歳(県無形民俗文化財)、下浜羽川の羽川剣ばやし(市無形民俗文化財)、金足黒川の黒川番楽(同)、太平山谷の山谷番楽(同)の解説もあります。
練習室も完備され、市内の民俗芸能の伝承のために練習の場を提供しています。

この日は上亀之丁竿燈会による実演で、大きな竿燈を自在に操る妙技を間近で見学。一番小さな「幼若」(重さ5kg)に挑戦しましたが、見るとやるとでは大違い、真っすぐ立てるのすら難しかったです。

秋田の旅はとても印象深いものでした。帰りは秋田南IC→東北道→常磐道で渋滞もなく23時ころ帰宅。
旅の機材は、初投入のオリンパスOM-D EM10Mk3+M.ZUIKO 14-42/3.5-5.6 EZ、ED 40-150/4.0-5.6 Rでした。

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