大阪・お初天神
曽根崎・露(つゆの)天神社へ。
曽根崎地区の総鎮守で、平安期に菅原道真公が大宰府へ左遷される途中、当地で詠んだ句(露と散る 涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば)に因むと伝わります。
通称「お初天神」の名で知られ、「曽根崎心中」の舞台となった所です。
元禄十六年(1703)、遊女お初と醤油屋の手代・徳兵衛が悲恋に落ち、この神社の森で心中しました。
この事件を近松門左衛門が脚本化し、文楽「曽根崎心中」が誕生。大評判となり、神社に大勢の参詣者が押しかけたそうです。
現在は、ビルと商店街に囲まれて想像できませんが、当時は社殿の裏手に広大な森があったそうです。お初と徳兵衛が見つめ合うブロンズ像には、恋の成就を願うハートの絵馬がたくさん奉納されていました。
例大祭(毎年7月第三金~土曜日)には、舞獅子や傘踊りが伝わり、機会があれば見たいものです。
今回の旅の機材はRICHO GRでした。大阪は何度か来ていますが、初の曽根崎界隈でした。夜は昭和のムード溢れる「お初天神通り」で、旧知と串カツで一杯やるのも楽しかったです。
| 固定リンク | 0
コメント