山武・本須賀北京塚の獅子舞
山武市(旧成東町)本須賀の八坂神社例大祭で奉納された獅子舞を撮影。
起源は不詳ですが、元禄十六年(1703)に作られた獅子頭があるので、江戸中期には舞われていたと考えられます。
本須賀の京塚地区に伝わる獅子舞で、一時中断しましたが、大正元年に復活して現在に至ります。
演目は「平神楽・四ッ足・三匹四ッ足・鳥さし・和藤内・ふり込み」で、かつては疫病退治で本須賀地区をムラ廻りしたこともありました。現在は、八坂神社の例大祭で神輿渡御に供奉して舞を奉納しています。
囃子方は、笛・太鼓・鼓(オーカ)・鼓(コト)で、子供たちもたくさん参加しています。
道中、獅子頭を手挽車(現在は軽トラ)に載せて引き、賑やかに囃しながら進みます。
長く「本須賀北京塚獅子舞保存会」が継承しましたが、後継者難でたびたび廃絶の危機に直面。平成5年から、北京塚地区だけでなく、本須賀全地区による「本須賀八坂神社獅子舞保存会」を作り、伝統を守っています。
【2017年のスケジュール】
7月22日(土)
16:00~ 例大祭(八坂神社)
式典→御霊入れ
獅子舞奉納
宮出し→仮宮へ
17:00ころ 仮宮入り
7月29日(土)
9:00~ 神輿渡御(仮宮→御浜降り)
獅子舞奉納
仮宮→小向→北京塚
11:00~15:00 しおさい会館(仮宮)・昼休憩
15:10~ 御浜降り(本須賀海水浴場)
北河岸→中河岸→東河岸→大南川岸→南京塚→馬渡→南の里→本郷→北の里
21:30ころ 還御(八坂神社)
【メモ】
例大祭は、毎年7月最終土曜日が本祭、その前週土曜日が仮宮祭。今回は仮宮祭を見学。地元の皆さんが見守る中、獅子舞が奉納され、神輿の宮出しが行われ、少し離れた仮宮まで渡御した。獅子舞は、平神楽(序の舞・御幣の舞・鈴の舞・狂い)で余興舞はなし。本祭は祭り衣装だが、仮宮祭は平服で舞っていた。舞手も囃し方も若い世代が多く、心強い。
見学者は地元の皆さんが十数名、カメラマンはなし。神社に駐車場なし。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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