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2017/02/19

香取・廻り祭頭

香取神宮で行われた鹿島神宮祭頭祭「廻り祭頭」を撮影。

20170219茨城・鹿行地域に春の訪れを告げる鹿島神宮の祭頭祭(毎年3月9日)。
大総督(当番区から卜定で選ばれた男児)を頭(かしら)に、陣笠・羽織袴の役員、色とりどりの祭衣・襷・鉢巻で樫棒を持った囃子人が数百人の行列で囃す勇壮な祭りです(国記録選択無形民俗文化財)。

本祭の前に、予行演習(棒揃え)を兼ねて大総督の地元を囃して廻る「廻り祭頭」が行われます。今年の右方大頭(清水郷)の大総督は、香取・西蔵院のお孫さん。その縁で、31年ぶりに香取神宮で廻り祭頭が披露されました。

【この日の進行スケジュール】
10:30~11:30 廻り祭頭(西蔵院)
13:30~14:30 廻り祭頭(香取神宮)
楽士一斉囃し(朱鳥居前)→棒ふり一斉囃し(総門前)→一斉囃し(拝殿前)

【メモ】
氏子66郷を南と北に分け、双方の当番区(左方大頭・右方大頭)で大総督が選ばれる。今年は左方(奥野谷郷)は大総督のもと16組500人が、右方(清水郷)は大総督のもと13組270人が「出陣」する。祭頭囃行列は、肩車された大総督を先頭に、高張提灯、幟旗、金馬簾(馬印)、大軍配、纒を立てた大行列で練り歩く。
右方(清水郷)の廻り祭頭では、朱鳥居前・総門前・拝殿前で一斉囃しが行われた。警護役人が囃し場を確保すると、大軍配が走り込み、大きく振り回して場を浄める。次に、纏も同様に繰り返す。その後、囃人が組ごとに走り込み、楽士(太鼓)を中心に円陣になり、祭頭唄を歌いながら六尺の棒を組んだり解いたりを繰り返す。房総には見られない芸態で大変珍しかった。
突然現れた祭人に観光客は大喜び。見物人もカメラマンも多数。神社に駐車場あり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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