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2017/02/13

京都・冬の特別拝観2017(洛南編)

二日目の朝は、洛南の東寺へ。

20170212a世界遺産の東寺(真言宗)は、2度目の訪問です。桓武天皇が国家鎮護を願い、平安京の正門(羅城門)の東に造営した官寺で、のち嵯峨天皇が空海に下賜しました。
特別公開の五重塔(国宝)と、通年公開の金堂(国宝)、講堂(国重文)を見学。

金堂は、東寺の本堂に当たる建物で、延暦十五年(796)に建立されました。文明十八年(1486)、京都で起きた徳政一揆を室町幕府の軍勢が攻めた際、本尊仏とともに焼失。秀頼が慶長八年(1603)に再建しました。本尊・七仏薬師如来と日光菩薩・月光菩薩(いずれも国重文)が祀られています。

講堂は、東寺の中心的な建物で、承和六年(839)に建立されました。金堂とともに焼失しましたが、延徳三年(1491)にいち早く再建。大日如来の周りに五智如来、右側に五菩薩、左側に五大明王、四方に四天王・梵天・帝釈天など21体の仏像(うち16体が国宝、5体が国重文)を配し、空海の密教世界観を立体曼荼羅で具現しています。

20170212b五重塔は、元慶七年(883)に建立され、焼失と再建を繰り返し、現在の塔は寛永二十一年(1644)に再建された五代目。高さ55mの日本一高い五重塔で、京都のシンボルです。
初層の内部は、極彩色の文様が描かれた煌びやかな空間。中心を貫く心柱を大日如来に見立て、その四方を金色の四如来像と八菩薩像が守っています。四方の柱には金剛界曼荼羅が、四面の端柱には八大龍王が、壁には真言八祖像が描かれています。須弥壇の下の穴から、心柱を支える巨大な礎石を見ることができます。ちなみに二層から上は骨組みだけで空洞です。

東寺は、朝早くから拝観できるので、ツアーでは二日目の朝一番に組み込まれることが多いです。この時間帯は五重塔の全景を撮ると必ず逆光になるのが悩ましいところです。

次は、洛東の金戒光明寺へ移動します。

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