白井・七次の大日神楽
今年の初記事は、白井市の大日神社(根1388)の元旦祭で奉納された神楽を撮影。
浦部(印西)から富塚に伝わった神楽(廃絶)を、昭和初期ころに伝習したとされ、「みこ舞」一座が舞われています。
戦時中に一時中断しましたが、昭和30年代に古老から笛・鼓を教わって再興。曲は、祭典の進行に伴い、3曲(神職の儀式に奏でるゆっくりした「練り」、みこ舞で奏でる「みこ舞」、最後に玉串奉奠で奏でる繰り返しの「奉幣」)が伝わります。
保存会等はなく、地元消防団とOBで伝統を守っており、元旦祭のほか、祈願祭(おびしゃ、2/17)と例大祭(10/15)でも奉納されます。
【この日の進行スケジュール】
23:50~ 元旦祭
祝詞奏上→修祓→神楽奉納(みこ舞)→玉串奉奠
0:30ころ 終了
【メモ】
昨年の現地調査を基に、今回は大晦日の23時ころ現地入り。焚火にあたりながら古老から詳しい話を伺う。長楽寺の除夜の鐘が響くころ、拝殿で元旦祭が催行。式次第はなく、淡々と進行して神楽を奉納。舞は、榊と鈴を持ち、両手を前に押し出して舞う。舞時間は5分ほど。厳かな中にも力強さを感じさせる。2月のおびしゃの前には、2週間の寒稽古をするとのこと。なお、現地では「巫女舞」と呼んでいるが、浦部から伝わったとすれば「神子舞」かも知れない。
見物人は昇殿者など十数人、カメラマンは私のみ。神社の駐車場は、当日は関係者以外不可(川沿いにスペースあり)。
詳しく教えて頂いた世話役・楽師・舞手の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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