船橋・大火揚(おおびよ)
船橋市三山の二宮神社で行われた「大火揚」(おおびよ)を撮影。
平安期の治承四年(1180)、都から当地に流された藤原師経の一行を、里人たちが大篝火を焚いて出迎えたことに因み、毎年旧暦11月13日の夜に行われます。
参道の石段を下りた御手洗池の流れの傍で、藁束を燃やして篝火を焚きます。かつては茅を燃やしたそうですが、現在は、入手困難な茅に替えて藁になり、、周辺の住宅街に配慮して数束だけ燃やしています。
師経は、翌年、赦されて都へ帰ることになります。その際、里人たちが師経らの舟を見送ったことに因み、御手洗池の流れに2艘のススキ舟を浮かべる「お舟流し」(7月15日)が行われています。
【この日の進行スケジュール】
17:55~ 神事(拝殿)
18:05~ 大火揚(石段下の参道)
点火→火守り
18:20ころ 終了
【メモ】
神社に氏子総代4人が集まり、御手洗池の流れに近い参道に少量の藁束を積み、バケツの水を用意する。拝殿で神事の後、全員が参道に移動。神職が祓い、氏子総代が藁束に火を点ける。その昔、火の粉で延焼したことがあったので、現在は藁2~3束を燃やす程度とか。藁は、周辺に農家がなくなり、知り合いの農家から入手している。火守りをしながら、神職と総代が世間話をしている間に燃え尽き、15分ほどで終了。見学者はなく、カメラマンは私のみ。神社に駐車場あり。
いろいろ教えて頂いた氏子総代の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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