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2016/01/24

お飾り~神仏への祈りのかたち

先週、撮影行の途中に、睦沢町立歴史民俗資料館で開催中の特別展「お飾り~神仏への祈りのかたち」に立ち寄りました。

20160124この特別展は、東北地方で祭祀や正月飾りに用いられる切り紙飾り(お飾り)を展示して、「神が宿る紙飾り」の文化を紹介する意欲的な企画展示です。

東北のお飾りは、平面的な「切り透かし」、立体的な「御幣」と「網飾り」があります。このうち「網飾り」は、何度も和紙を折り畳み、細かい切込みを入れ、解きほぐして広げると、網のような繊細な模様の中に米俵や鯛など縁起物が現れる繊細なものです。
東北地方の一部にしか見られない上、高齢の神職が作って氏子に配り、一年間飾られた後、どんど焼きで燃やされるため、古いものはほとんど残っていないそうです。

展示作品は、お飾りの研究家でもある芝原人形四代目・千葉惣次氏が長年にわたって収集したもの。宮城・琴平神社網飾り(パンフ写真上)、福島・養泉院切り透かし「金包」(中)、宮城・御賀八幡宮人形御幣「八将神」(左下)など、55点を展示しています。

これらの社寺の中には、東日本大震災で被災したところもあり、伝承が困難になりつつある今、貴重な記録になっています。

以前、芝原人形展で氏の工房を訪れた際、お飾りの資料を見つけて気になっていました。
残念ながら展示図録は用意されていませんが、さらに詳しく知りたい場合は氏の書籍「東北の伝承切り紙」(2012)にまとめられています。

特別展「お飾り」は、2月7日(日)まで開催しています。

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