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2016/01/12

石川直樹写真展「まれびと」

銀座のキヤノンギャラリーで開催された石川直樹氏の写真展「まれびと」に行ってきました。

20160112石川氏は昭和52年東京生まれ。中高生のころから未知の世界を求めて国内や世界を旅し、大学時代に世界七大陸最高峰を史上最年少で登頂した冒険家です。旅を通じて人類学・民俗学に関心を深め、写真で記録する面白さに目覚めたそうです。
大学院では環太平洋の島しょ部の渡海文化を研究。2011年、ポリネシアの島々を訪ねた写真集「CORONA」で土門拳賞を受賞し、現在も民俗学的な視点で「未知との出会い」を求めて精力的に活動している写真家です。

今回の写真展は、折口民俗学でいう「まれびと」(海からの異形の来訪神)を迎えて行われる国内の仮面祭礼を通じて、人々の内面にある「未知なるもの」を10年かけて追い求めた作品を展示しています。

展示は、ボゼ(鹿児島・悪石島、写真右下)、メンドン(同・硫黄島)、トシドン(同・下甑島)、メン(同・黒島)、オニ(大分・国東半島)、ケベス(同)、ミルク(沖縄・西表島)、フサマラー(同・波照間島、写真左上)、マユンガナシ(同・石垣島)、パーントゥ(同・宮古島)、カセドリ(佐賀・蓮池)、アマメハギ(石川・輪島)、ミズカブリ(宮城・登米)、アマハゲ(山形・遊佐)、ナマハゲ(秋田・男鹿半島)、ナゴメハギ(同・能代)、アマメハギ(新潟・村上、写真左下)、スネカ(岩手・大船渡)、アマメハギ(秋田・にかほ)の19点。
民俗学的な視点で祭礼を撮る数少ないプロの写真家で、注目したい一人です。

新潟・村上のアマメハギは、房総・横芝光町の「小田部の火防」と似ていて興味深かったです(面の種類は違いますが)。

この写真展は、東京では1月13日(水)まで。以降、4月下旬まで大阪→名古屋→福岡→札幌→仙台のキヤノンギャラリーで開催されています。

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