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2015/05/04

信州・長野県信濃美術館

城山公園にある長野県信濃美術館へ。

20150504御開帳の期間中、『いのりのかたち・信濃の仏像と国宝土偶「仮面の女神」「縄文のビーナス」』展を開催しています。

善光寺信仰の広がりを示す県内各地の秘仏や善光寺ゆかりの宝物をテーマにした特別展です。
【第一展示室】
「日本彫刻史の始まり」「長野県の仏教信仰」「平安・鎌倉期の在銘像と優品」「阿弥陀信仰と善光寺」「仏師善光寺」「諏訪信仰の仏たち」「山の信仰」「肖像彫刻」
【第二展示室】
「仏像の造られ方」「大勧進・大本願の宝物」
【小展示室】
「善光寺ゆかりの宝物」
展示総数は96点(うち国宝2点、国重文8点、県宝13点)で、今回の目玉は茅根市尖石縄文考古館から特別展示の国宝土偶「仮面の女神」「縄文のビーナス」です。

20150504b善光寺から歩いてすぐ、午前9時すぎに入館。開館直後で見学者は少なく、音声ガイドを借りてじっくり見ることができました。

お目当ての「縄文のビーナス」(券面写真右、右側の土偶)は、茅野市・棚畑遺跡から出土した縄文中期(5000年前)の土偶です。頭頂部が平らで渦巻模様が描かれ、顔の表現(切れ長でつり目、尖った鼻に針で刺したような鼻孔、おちょぼ口)は八ヶ岳山麓の縄文土偶に共通する特徴で、このことから甲府~長野に同一の文化圏が広がっていたと推測されています。
つまみ出された乳房、大きく張り出した腹と尻で身籠もった女性(生命)を表し、雲母を混ぜて焼くなど、縄文全盛期の人々の「生命」への祈りを伝える土偶で、縄文遺物として初めて国宝に指定されました。

「仮面の女神」(同、左側の土偶)は、茅野市・中ッ原遺跡から出土した縄文後期(4000年前)の大型土偶です。逆三角形の仮面をつけ、体に衣服のような模様(渦巻きや円)が描かれ、目や鼻・口は小さな穴で表現されています。縄文衰退期に当たり、死者の顔に仮面状の土器を被せた埋葬例が多いことから、人々の「死からの蘇生」の祈りを伝える土偶と考えられています。

土偶の知識はありませんが、数千年前の人々の息吹に触れて感動しました。
この後、再び善光寺に戻って史料館を見たり、参道でお土産を買ったりして、午前11時ころ善光寺を後にしました。
次は、上信越道を北上して県北の飯山市へ向かいます。

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