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2015/03/27

みちのくの仏像展

上野の東京国立博物館で開催中の「みちのくの仏像」展に行ってきました。

20150327_22011年3月11日の東日本大震災から4年、被災地の復興はまだ道半ばです。東北各地の仏像を通じて、東北の魅力を広く紹介し復興を支援する企画展で、東北への仏教伝播の様子や、人々の素朴な信仰が感じられる展示になっています。

展示は、岩手・天台寺の聖観音菩薩立像(11世紀)→同・如来立像(同)→山形・吉祥院の薬師如来立像(同)→同・千手観音菩薩立像(10世紀)→同・阿弥陀如来立像(11世紀)→宮城・双林寺の薬師如来坐像と持国天・増長天立像(いずれも9世紀)→福島・勝常寺の薬師如来坐像と両脇侍立像(同)→岩手・黒石寺の薬師如来坐像(同)と日光・月光菩薩立像(12世紀)→秋田・小沼神社の聖観音菩薩立像(10世紀)→岩手・成島毘沙門堂の吉祥天女像(9世紀)→訶梨帝母坐像(12世紀)→青森・恵光院の女神坐像(12~13世紀)→山形・慈恩寺の十二神将立像(13世紀)→宮城・給分浜観音堂の十一面観音菩薩立像(14世紀)→青森・西福寺、同・常楽寺、秋田・龍泉寺の円空仏3体(いずれも17世紀)です。

展示総数は26体(うち国宝1点、国重文7点)で、本館の一室のみを使った小さな特別展ですが、東北三大薬師(岩手・黒石寺、福島・勝常寺、宮城・双林寺)が一度に見られる貴重な機会です。また、山形・慈恩寺の十二神将立像は、公式サイトや図録の写真にはない金物を手に持っていて迫力がありました。
みちのくの仏像は、一木造で無彩色の素朴な彫りが多く、仏像に詳しくない私にも、京都や江戸の仏像と随分違うことがよく分かりました。

週末は混雑している東京国立博物館ですが、今回は金曜の夜間開館を利用したので人が少なく、間近でじっくり拝観できて良かったです。音声ガイド(ナレーションは薬師丸ひろ子)も分かりやすくてお勧めです。

みちのくの仏像展は4月5日まで、収益の一部は被災した文化財の修復に役立てられます。
※チラシ写真は岩手・黒石寺の薬師如来坐像です。

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2015/03/14

山武・本柏稲荷神社の神楽

山武市松尾町・本柏稲荷神社の初午祭で奉納された十二座神楽を撮影。

20150314本柏稲荷神社は、大同二年(807)の創建と伝わり、稲の神・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀っています。

神社に伝わる十二座神楽は、起源は不詳ですが、明治30年に暴徒により社殿が焼失し、いったん途絶えました。
神社の再建とともに神楽も復活しましたが、昭和38年に再び中断。その後は長く中断していましたが、地元の熱意で昭和52年に再び復活しました。現在は、本柏神楽保存会の皆さんにより受け継がれています。

演目は、「翁の舞・猿田彦の舞・三宝荒神の舞・田耕(たうない)の舞・巫女の舞・種まきの舞・庭掃きの舞・恵比寿の舞・八幡の舞・三韓の舞・岩戸の舞・注連切り」の十二座が伝わります(第十座「三韓の舞」と第十一座「岩戸の舞」は休止中です)。

【この日の進行スケジュール】
10:00~ 祭典
11:00~ 宮かたし、子供みこし
12:45~ 開会挨拶→神楽奉納(十座)
15:00~ 抽選会
15:30ころ 終了

【メモ】
現在、初午祭は3月第二土曜日に催行。十座を約二時間で奉納。「田耕」は狐が化けた乙女の早変わりが面白い。「巫女舞」は舞手が男性で意外(以前は女性)。「庭掃き」は鬼の煌びやかな衣装が見事。「恵比寿」は釣り上げた鯛2匹(の形をした砂糖袋)を観客に投げる。「八幡」は参道方向に鏑矢を1本放つ。特設舞台は、床がやや高く、正面左右の三方が開いており撮影は容易(脚立は3段を推奨)。背景の神楽面を吊した葭簀がいい風情を醸し出すが、楽屋左右を覆うブルーシートが写り込むのが残念。
見物人は30人前後、カメラマンは13人。神社に駐車場なし(本柏共同施設は関係者が駐車)。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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