千葉・夕星の祭典
千葉市のポートパークで行われた「夕星の祭典」を撮影。
寒川神社の例大祭(毎年8/20)では、夕刻から神輿の御浜下りが行われます。
寒川の御浜下りは、もとは千葉神社の妙見大祭(毎年8/16~22)の期間中、8/20に寒川の氏子が妙見様の神輿を担いで町内を回り、妙見州で大漁祈願したのが始まりです。
江戸期から戦前まで続き、寒川では「妙見様が海に入らないと漁にならない」と云われていました。
妙見様の御浜下りは戦時中に中断し、戦後は地元寒川神社の神輿により御浜下りが再開。出洲の沖に立っていた大鳥居まで神輿が海に入りました。
昭和30年代の高度経済成長期に付近一帯の海が埋め立てられ、寒川の御浜下りも途絶えました。
長い中断の後、平成11年、氏子の皆さんの熱意で、かつての出洲に近いポートパークの人工海浜での御浜下りが復活。「夕星の祭典」として年々賑やかに行われています。
【この日の進行スケジュール】
18:00~ 巫女舞(豊栄の舞、浦安の舞)
18:30~ 安全祈願祭
18:40~ 御浜下り
19:00ころ 終了
【メモ】
かつては妙見大祭の中で行われた寒川の御浜下り。現在は、寒川神社の祭礼に受け継がれている。神輿は、日中、当番町内(今年は港町、寒川一・二・三)を渡御し、トラックに奉載してポートパークへ到着。巫女舞が奉納された後、安全祈願祭。その後、大太鼓が響く中、神輿が海に入る。腰ほどの深さで揉んだ後、時々両手で高々と差し上げる。2回ほど海に入って終了(開始時刻や方法は年番町により異なるとのこと)。千葉市地域文化財。
平日だったが見物人は多数で、カメラマンも老若男女数え切れないほど多い。駐車場はポートパークを利用可。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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