栄・安食の酉市
栄町安食の大鷲神社で行われた酉市を撮影。
大鷲神社は、天慶二年(939)の創建で、天乃日鷲尊(あめのひわしのみこと)を祀っています。
伝承によれば、日本武尊が東征の折、ここに錦旗を立てて仮の野立所とし、祖神を奉斉して仰ぎみたところ、大鷲が飛来して道標となり、無事に目的を達成したと伝わります。
また、江戸期、春日局の崇敬が厚く、竹千代(後の家光)が三代将軍に就いた御礼に、御座船の舳先に掲げられていた金の大鷲を神社に奉納したとされます。
このため、大鷲神社(地元では「大鷲さま」)は、出世開運の守護神として、毎年12月初酉の例祭には福を祈る人々で賑わいます。
例祭に合わせて開かれる酉市は、関東で最も遅い酉の市で、かつては熊手の露店が並び大変な賑わいだったといいます。現在は、町おこしのイベント「いっさいがっさいフェスティバル」も行われています。
【メモ】
酉市は12月の初酉を含む3日間行われる。正面参道に熊手を売る露店が2軒あり、常連客が新年の熊手を買い求めていた。神社は参道正面の急な石段を上がると本殿、参道右手のやや緩やかな石段を上がると魂生神社(金精さま)がある。酉市は地元のお年寄りや小中学生で賑わっていた。駐車場は栄町役場の隣に臨時Pあり。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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