銚子・黒生大神宮の御太刀祭り
銚子市黒生(くろはえ)の黒生大神宮で行われた御太刀祭りを撮影。
黒生大神宮は、江戸中期、紀州から移った人がこの地に港を築いた際、伊勢皇大神宮を勧請したものと伝わります。
祭りは、江戸末期、地元の漁民が大漁を願い、不動明王の「利剣」(邪気を払う剣)を模した御太刀を造って和田不動尊(銚子市植松町)に奉納したのが始まりとされます。
明治~昭和中期まで、毎年2月の初午に、地区の若者が御太刀を担いで船主宅を廻り、厄祓いと大漁祈願をしました。
浜降り(お潮取り)では、沖合の3つの岩礁まで担いで泳いだそうです。
行事は、後継者難で昭和37年に中断。石造りの御太刀は和田不動尊の階段右手に奉置されました。
長く中断しましたが、地元の皆さんの熱意で平成16年に御太刀を新造して復活。
現在は、夏祭りとして、跳ね太鼓のお囃子とともに子供たちの手で地区内を練り歩いています。
【この日の進行スケジュール】
9:00~ 神事(黒生大神宮)
9:20~ 出発
地区内練り歩き→お潮取り(黒生漁港)→纏い振り(一山いけす前)
10:30ころ 終了(黒生大神宮前)
【メモ】
現在は、毎年7月海の日に催行(今年は1週間遅いとのこと)。神職は、例年、銚港神社から招いている(今年は都合で違うらしい)。神事で御魂入れの後、御神酒で乾杯し、消防団が御太刀を担いで神社下へ降ろす。神社下から子供たちが担ぎ、地区内を廻る。お囃子は潮鼓會の跳ね太鼓。漁港で浜降り(お潮取り)の後、一山いけす前でお囃子や纏い振りを披露。その後、再び子供たちが御太刀を担いで神社下に戻る。
見物人は地元の皆さんが数人、カメラマンはケーブルTVの他4人。神社前に駐車スペース数台。詳しく教えて頂いた奉賛会の皆さん、ありがとうございました。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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