国宝 大神社展
上野の東京国立博物館(平成館)で開催中の「大神社」に行ってきました。
伊勢神宮の第62回式年遷宮にちなんだ特別展で,全国の神社が所蔵する神物や宝物を集めた珍しい企画です。
展示はテーマごとに、古神宝(衣装・剣や弓など)→祀りのはじまり(勾玉・延喜式など)→神社の風景(絵巻・曼荼羅・絵図)→祭りのにぎわい(絵図や衣装が中心、神輿・舞楽面あり)→伝世の名品(銅鏡・太刀・蒔絵工芸など)→神々の姿(神像)に分かれています。
春日大社、熊野速玉大社、宗像大社などのほか、千葉からは香取神宮の国宝・海獣葡萄鏡(8世紀)、茨城からは鹿島神宮の国宝・直刀黒漆平文大刀(9世紀)が展示されています。
展示総数は、前期(4月9日~5月6日)と後期(5月8日~6月2日)を合わせて243点。うち国宝が76点、国重文が90点という超ハイレベルな内容です。
さすが神社本庁が協力しただけあり、これだけの宝物を一挙に総覧できる機会は二度とないかも知れません。
個人的には、神社名を記した「延喜式神名帳」(平安期)、百済王が倭王に贈った「七支刀」(4世紀)、平清盛直筆の「平家納経」(1164)に驚嘆しました。
大神社展は,東京国立博物館(平成館)で6月2日まで開かれています。
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