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2013/03/02

エディンバラ・ロイヤルマイル

エディンバラ城からホリルード宮殿に続く1マイル(1.6km)の道は、ロイヤル・マイルと呼ばれています。

20130302jエディンバラ城から少し歩くと、聖ジャイルズ大聖堂が見えてきます。

もとは854年に設けられた教区教会が歴代王朝の庇護で正教会に発展。1385年に大半を焼失しましたが、すぐに再建。ヨーロッパに吹き荒れた宗教改革(16世紀後半)でも大きな被害を受けることなく、1600年代半ばに大聖堂に昇格しました。
ちなみに、聖ジャイルズという人は、スコットランドとの絆としてエディンバラの守護聖人となった7世紀のフランスの宗教者です。

20130302k聖堂内を飾る美しいステンドグラスは、ほとんどが1800年代後半の大改修時のものです。
右の写真は、東の窓のステンドグラスで、キリストの生涯が描かれています(聖堂内は撮影禁止なので、£2で撮影許可をもらって撮影)。

20130302l聖堂内のシスル礼拝堂(左の写真)は、1911年、シスル騎士団の教会として造られたものです。
中世から続くシスル騎士団は、国王の勅命で任命される名門でした。ホリールード宮殿に隣接する修道院を本拠地としていましたが、1688年のエディンバラ大暴動で修道院を失い、その後はこの礼拝堂が造られるまで教会がありませんでした。小さな礼拝堂ですが、壁面の国王・王族・16人の騎士席と天井の瀟洒な装飾が見事です。

ロイヤル・マイルをさらに進むと、終点のホリールード宮殿が見えてきます。
20130302n旧スコットランド王室の宮殿で、現在はエリザベス女王がスコットランド訪問時に滞在するイギリス王室の離宮となっています。

もとは1128年にデビッドⅠ世が修道院を建て、15世紀に王の滞在施設が増築され、16世紀にジェームズⅣ世がエディンバラ城から宮殿を移しました。

写真の左側の塔屋は、1528年にジェームズⅤ世が王族の居住区として増築した当時のものです。その娘メアリ女王は、この塔の部屋で、秘書官を目の前で夫に惨殺される事件に巻き込まれています。メアリ女王の息子ジェームズⅥ世は、1603年にイングランド王位を継承するとロンドンに移ったので、この宮殿の重要性は低くなりました。

20130302o現在、王室行事がない限り、宮殿内部が一般公開されています。女王に謁見する経路を辿る見学ルートは、奥に進むにつれ壁や天井の装飾が華やかになり、見応えがありました。

個人的には、見学ルートの最後に見た、1688年の大暴動で破壊されたかつての修道院の廃墟(左の写真)が一番印象的だったりします。

次は、カールトンヒルに足を伸ばします。

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