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2013/03/30

香取・返田の壱萬燈祭

香取市(旧佐原)・返田地区で行われた「壱萬燈祭」を撮影。

20130330毎年3月最終土曜日の夜、地区の鎮守・返田神社の境内で、獅子神楽と余興演目が奉納されます。

獅子神楽は、「小牧の舞」「剣の舞」「幣の舞」「くるい」の4演目が演じられています。
江戸時代に信州から伝わったと云われ、長く途絶えていましたが、昭和55年に復活。

余興は、「鬼」「鍾馗大神」「医者と看護婦」「鳥刺し」「万才」「おかめ」の演目が伝えられています。

提灯の薄明かりの中、境内に筵(とブルーシート)を敷いた舞場で、返田区芸能保存会の皆さんが演じています。
周囲には地区の皆さんによる屋台が出ます。

【この日の進行スケジュール】
18:00~
お囃子(馬鹿囃子→砂切→道→さんば)
神楽(小牧の舞→剣の舞→幣の舞)
踊り(あんば・大漁節・船頭小唄・吉野・佐原小唄・ラッパ節・大杉アンバ)
神楽(くるい)
余興(鬼→鍾馗大神→医者と看護婦→鳥刺し)
神楽(幣の舞)
20:30ころ 終了

【メモ】
獅子神楽の「小牧の舞」と、鳥の所作のような「くるい」は、房総の他地域で見かけない舞型で興味深い。踊りは、本来は囃子に合わせて婦人方が踊ったと思われるが、現在は踊り手がおらず、囃子の演奏のみ。余興は、「万才」と「おかめ」を除く演目が披露された。青鬼役や獅子の胴布持ちを、地区の子供たちが演じている。鳥刺しのこっけいな踊りに子供たちが飛び入りで参加したりと、ムラ祭りの面影を残したいい祭りで楽しかった。
見物人は地元の皆さんが多数、カメラマンは6人。神社に駐車スペース数台。反省点は、レンズの選択ミス。広角と標準のレンズで臨んだが、思ったより舞場が広く、長玉でアップを狙うのもよかったかも。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

(2015.3.28追記)壱萬燈祭は2014年を最後に廃絶し、現在は3月最終日曜日の10:00ころから神楽舞のみが奉納されています。

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