ロンドン・コヴェントガーデン
火曜日の夜。待ち合わせの時間までのひとときを、コヴェントガーデンで過ごします。
コヴェントガーデンは、かつての食料市場の跡地で、現在は大きなマーケット・プレースになっています。
中世にウェストミンスター大修道院 (Convent)の野菜畑 (Garden)があったので、この名があります。
映画「マイ・フェアレディ」の中で、ヒギンズ教授が花売り娘イライザ(オードリー・ヘップバーン)と出会った場所として描かれています。実際に、ヘップバーンが野菜を手に歌い踊った場所が残っていて、映画の雰囲気のままでした。
衣料雑貨の露店からブランド・ショップまで、種々雑多な店がたくさん集まっていて、平日の夜にもかかわらず、ロンドンっ子や観光客であふれかえっていました。広場では、演奏家たちの路上パフォーマンスも。
見て歩きの後、カフェのテラスで地ビールを飲みながら街ウォッチング。ヒギンズ教授になりきって「何かビールちょうだい」とオーダーしたら、店員さん、気を利かせてか「アサヒにする?」と…。あー、気持ちは嬉しいんですけどね、せっかくロンドンまで来て日本のビールはねえ。「いや、ロンドンの地ビールね」と答えると、店員さん、今度は「そうこなくっちゃ」と嬉しそうに地ビールのロンドン・プライドを出してくれました(笑)。
見知らぬ外国でひとりでボーッとする時間って、何だか妙に落ち着くんですね、これが。
さて、この夜は、老舗で知られる高級レストランに連れて行ってもらい、イギリス料理を堪能。
「イギリスに美味い物なし」と云いますが、美味しい料理にはそれなりの金額を払う必要があるようです。日本のように、数百円で美味しい牛丼が食べられる…なんてシステムはないみたい。
いい加減、フィッシュ&チップスに飽き飽きしていたので、久々に美味しい料理を食べて大満足。幸せを感じながら地下鉄でホテルに戻りました。
| 固定リンク | 0
コメント