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2013/02/09

船橋・中野木の辻切り

船橋市中野木地区に伝わる辻切り行事を撮影。

20130209毎年2月初午の日に、鎮守・八坂神社で藁の大蛇を2匹作り、東西のムラ境にかけて、無病息災と区内安全を願う伝統行事です。

午前中、年番(4軒)が半紙で目玉を作り、墨で神札を刷って準備します。
午後、旧集落の農家27軒が藁の小蛇を持参し、目玉や柊葉で飾り、自宅用の小蛇を完成させます。
その後、東西2組に分かれ、ムラ境にかける大蛇の頭と胴体を作ります。
大蛇は東組が雌、西組が雄とされます。

完成すると、本殿前に向かい合わせて奉置し、無病息災を祈った後、乾杯の御神酒を大蛇に飲ませます。
ムラ境まで担いで運び、途中の三叉路で東西が分かれ際に、2匹の頭を合わせる「お別れ」をします。
東組・西組がそれぞれのムラ境の立木に大蛇を巻き付け、悪霊除けとします。

【この日の進行スケジュール】
10:00~ 年番準備作業(社務所)
13:00~15:30 大蛇作り(社務所)
頭→胴体→枝葉で飾り付けて完成→本殿前に奉置
15:30~16:00 直会(社務所)
16:00 辻切りに出発
八坂神社→神社下の三叉路で「お別れ」→東の辻西の辻で木にかける
16:30ころ 終了

【メモ】
目玉は半紙に抹香を包んで墨書。尻尾は樫の棒を削り墨で塗る。頭には「八坂神社」の墨書と「くじ」(半紙に縦横の線を墨書したもの)を立て、背中に神札をはさむ。大蛇の全長は5~6mで、頭部が巨大なのが特徴。2匹とも同じ作り方で、雌雄の編み分けはしていない。同時に作る各家用の小蛇は、家ごとに口伝で伝わるため形は様々。古い藁蛇は後日焼却する。見学者は地元小学生とその父兄・部外の人など多数。カメラマンは広報さん含め6~7人。神社に駐車スペース3台(周囲に駐車スペースなし。東船橋駅から徒歩圏につき電車推奨)。
なお、最後に区長さんから、市無形民俗文化財に指定されているので見学は構わないが、本来、旧中野木の農家27軒で無病息災を祈る内輪の行事で、観光用に見せるものではないこと、専業農家が減り材料調達が難しく行事継続に不安があることの話があった。作業をする社務所内には立ち入れないので、マナーを守って見学したい。
※詳細記事は、本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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