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2012/01/07

木更津・中島の梵天立て

木更津・金田海岸で行われた「中島の梵天立て」を撮影。

20120107a毎年1月7日,夜明けとともに,中島地区から六組(東・中宿・下宿・鯨・浜戸・新町)の若者が厳寒の海に「梵天」を立て,その間,岸では出羽三山の行人が般若心経を唱え,五穀豊穣・浜大漁と悪疫退散を祈祷します。

もともと房総は,関東の中でも奥州出羽三山信仰が盛んでした。中島地区では,江戸元禄期,役人から沖で難破した船の大錨を盗んだと疑われ,行人の祈祷で錨が見つかりムラの疑いが解けたことから,出羽三山の神徳に感謝して梵天を海に立てるようになったのが始まりと云われています。

口伝によれば,もとは行人が海に入りましたが,いつしかムラの青年の成人儀礼と結びつき,その年にムラの「ワカイシュ」(若い衆)に仲間入りする若者が海に入るようになったと伝わり,珍しい形態を残す行事です(国記録選択無形民俗文化財)。

【この日の進行スケジュール】
6:30~ 行人が集合(水天宮)
6:47 日の出
7:00~ 梵天立て
六組が順に海に入り,岸では行人が「拝み」を唱え続ける
7:30ころ 終了

【メモ】
午前6時に現地入り。この日は大潮(引き潮)で,気温2度,強い北風の中で催行。午前7時,行人が法螺貝を吹くと,ヤドから若者の組が続々と到着。白さらし姿で到着順に海に入る。後から立てる組は,前の組より沖に立てる慣わし。OBは浜で「大梵天」の藁筒を持って見守る。風向きを計算しないと竹が流されるのでコツが必要とのこと。
厳寒の早朝だが見物人で岸が埋まる。報道のほかカメラマンも数え切れず(岸には三脚+長玉レンズの砲列)。今年は報道用の小船2艘が出た(昔と違い,アマチュアの乗船は不可)。駐車場は金田漁協が利用可。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。

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