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2011/03/19

がんばろう日本

東日本を襲った3.11大地震から,一週間がたちました。

東北地方の被害は甚大で,犠牲者は6911人に。この数はなお増え続けています。被災地は,暖をとる灯油も,お年寄りの薬も,赤ちゃんのミルクも底をつき,避難所で亡くなる命さえあります。ガソリンや軽油が枯渇し,捜索や救助,支援活動に大きな支障が出ています。TVが現地の惨状を詳しく報じる一方,支援は後手に回り,歯がゆく感じる毎日です。
福島県では原発事故が重なって,半径30㎞圏内は退避を余儀なくされ,災害被害に拍車をかけています。その原発では,空からバケツ,地上から放水で水をかけて冷やす手作業が命がけで続き,世界中が固唾をのんで見守っています。

千葉県では,震度6弱~5強を記録し,津波は銚子で最大2.4m,館山で1.6m,東京湾内の千葉で0.9mを観測。旭を中心に死者16人・行方不明者3人・負傷者178人と大きな被害になりました。建物も旭,香取を中心に浸水680棟,全半壊655棟,一部損壊は8732棟にのぼり,佐原の伝統的建造物群の町並みも大きなダメージを受けています。

首都圏では,電力不足で計画停電が実施され,急に電車が止まって大混乱になりました。今でも停電の実施・回避の情報が直前に発表されるので,経済活動や人々の生活に混乱が続いています。ガソリンは入手できなくなり,スーパーやコンビニからパン,牛乳,米,卵がなくなり,残り少ない食料を巡って買い占めが起きる事態になっています。オフィスでは,照明が半減され,暖房も停止。暗く寒い中で,TVの報道を気にしながらの毎日です。余震も震度3~4の揺れが毎日のように続いています。

房総の伝統行事やイベントは,ほとんど中止又は延期です。県内の博物館などの公的施設や民間施設は,当分の間,休館するところが多くなっています。

このような状況がしばらく続くと思いますが,明けない夜はありません。被災地はもちろん,被災しなかった地域でも,人々の気持ちと生活が少しでも早く平常に戻りますように。がんばろう東北,がんばろう千葉,そしてがんばろう日本。
再び地域の皆さんと一緒に,笑顔でムラの伝統祭事を楽しめる日が戻ることを願うばかりです。

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