鴨川・北風原の羯鼓舞
鴨川・横尾の請雨山頂にある愛宕神社で行われた羯鼓舞を撮影。
【現地配布資料の説明】
「天文年中(1530年代)の大干魃に際し,安房の国主里見義実は安房の国中の諸山諸神に祈願したが,その効果なく,大山高倉神社に登り,7月1日より七日間醇酎(よいさけ)の池において洗浴請雨せしところ,結願七日の日に大雨となった。このため,義実の高倉神社に対する帰依厚く,各村々にふれて,獅子龍王の面を写し掘らせ自ら横笛の譜をつくり風流と名付け,毎年7月7日にはこの譜にあわせて安房各地の神社仏閣で風流(普利雨)羯鼓舞が行われるようになった。※横笛の譜を風流といい,それが「降り雨」の発音と通じているところから普利雨祭といわれている。もともと普流は歌舞伎仮装のことである。昔は7月7日に行われていたが,8月24日に行いその後,7月24日に行われていた。現在は7月第4日曜日(22~28日)愛宕神社の例祭の日に行われます。愛宕神社例祭は北風原区・横尾区(年番)隔年例祭を行うため,日時・場所確認して下さい。」
【この日の進行スケジュール】
9:30~ 愛宕神社(石祠)で神事
9:50~ 奥の宮で神事
10:00~ 羯鼓舞開始
笹降り→入門→入拍子→雌獅子の舞→中獅子の舞→雄獅子の舞→幣の舞→弓の舞→須賀の舞→崩の舞
11:10ころ 終了
【メモ】
昭和41年から十年間中断したが昭和52年に復活。今年は横尾区年番=横尾・愛宕神社で奉納(来年は北風原区年番=北風原・春日神社で奉納。雨乞い祈願なので雨天は中止)。幣の舞は中獅子が,弓の舞では雄獅子の弓くぐりがある。道化は赤面とオカメ,男児の花笠が登場。県無形民俗文化財。
熱心な見学者のほか,カメラマンも多い。駐車場なし(林道の路駐)。愛宕神社は険しい山頂にあり,アブやヒルの虫対策が必要。
※詳細記事は,本宅サイト「ぐるり房総」に掲載しています。
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