香取・白川流十二神楽
香取市(旧山田町)新里の八重垣神社で行われた神楽を撮りに行って来ました。
江戸末期の文化4年(1804),当時の名主などの有志が,天下泰平と五穀豊穣を祈り,永代神楽講を起こして奉納したのが始まりです。
戦時中は中断(稚児舞だけ存続)しましたが,昭和23年から氏子青年団が,昭和51年からは神楽保存会の皆さんが伝承し,毎年3月20日の八重垣神社例祭に神楽殿で奉納されています(市無形民俗文化財)。
神楽は午後2時からですが,正午ころ現地に到着。あれ,神社前の駐車場は早くも満車です。
午後1時ころ,すぐ隣の集会所から短い練り行列を作って神社に練り込みます。拝殿で神事の後,神楽殿前に設けられた湯釜で短い湯立て神事がありました。
午後2時ころ,神楽が始まります。十二座が伝わりますが,この日の演目は,猿田彦,乙女,手力男,稚児舞(朝日の舞),八幡,稚児舞(夕日の舞),受持之命(上の写真),田人(稲荷),三宝荒神,種蒔き,〆は須佐之男尊でした。途中,2回ほど餅(菓子)を撒き,午後5時半ころ終了しました。
今回の機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-800×2でした。神楽殿は,床が高く,正面と左右の一部のみ開いています。正面は湯立ての祭壇があるので,左右から狙うことになりますが,左右に楽師が入るので,撮影位置はかなり限定されます。脚立は3段を用意したいところです。
汗ばむほどの陽気の下,ストロボの調光補正は広角が-1段,望遠が-0.7段でちょうどいい感じでした。アマチュア・カメラマンは十数人でしたが,いいポジションで撮れたのは3人くらいだったのではないでしょうか。
最後に須佐之男尊が投げた鏡餅を,たまたまゲットしてしまいました。氏子総代さんに頼まれた写真の奉納は,お餅の御礼として必ずプリントして送らせていただきますね(笑)。
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