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2010/02/20

館山・茂名の里芋祭

館山市の茂名地区に伝わる里芋祭を撮りに行ってきました。

100220五穀豊穣と無病息災を祈るおびしゃの一種で,毎年2月19~21日に行われます。19日の夜が年当番家で里芋の準備と当番引継の直会,20日の朝が十二所神社への奉納,21日が女衆のみのお籠もりです。
由来は,鎮守・十二所神社の御祭神が12人の子を育てるのに乳が足りず,里芋と甘酒で育てた伝承から,神社に里芋を奉納するようになったと伝わります。里芋を用いた予祝儀礼は全国でも珍しく,千葉県で数少ない国重要無形民俗文化財です。

今回は20日を取材しました。午前9時,茂名地区会館にクルマを置き,年当番家へ。座敷で準備の様子を見せてもらいます。高さ60cmほどの里芋の山が2つ,神饌(酒・のし餅・キンメダイ)とともに供えられていました。里芋は,アカメ種というソフトボールほどの大きな芋で,この日のために氏子28戸で栽培して持ち寄るそうです。蒸した里芋を,飯櫃に数十個ずつハギの枝に刺して固定し,積み上げた頂上に梅の小枝を挿してあります。

午前10時,里芋は竹篭に入れられ,天秤棒で担がれて当番家を出発。担ぎ手は2組の新年当番が1篭ずつ担ぎます。神職を先頭に,里芋2篭の行列が,約500m離れた十二所神社へ繰り込みます。辻では,地元の皆さんが行列を見送ります。長老によれば,昔は16篭の里芋を氏子総出で担いで奉納したそうです。
神社では,拝殿で神事が20分ほど行われ,その後,いっせいに里芋の山をほぐします。里芋を数個ずつ,切り分けたのし餅と御神札を添えて包み,氏子各戸に配ります。この芋を食べるとカゼをひかないと云われます。
最後に,のし餅の残りで簡単な直会をして,正午前にこの日の行事は終了しました。

今回の機材は,DX17-55/2.8G,DX10.5/2.8G,D300×2,SB-800×2でした。前回の亀崎如意輪まいりといい,狭い場所での撮影用に超広角レンズが欲しくなりました。暖かな一日,しかも土曜日と重なって,地元の人よりカメラマンの方が多かったです。

忙しい中,詳しく教えていただいた氏子の皆さん,ありがとうございました。

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