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2010/02/13

成田・奈土のオビシャ

成田市(旧大栄町)奈土で行われたおびしゃ行事を撮りに行ってきました。

100213奈土のおびしゃは,五穀豊穣と家内安全を祈願して,毎年2月13日直後の日曜日に奈土五区と六区で行われます。150年前から伝わる農村行事で,古い慣わしをよく残し,県記録選択無形民俗文化財です。今回は,午前の神事(両区の合同)と午後の「座敷の儀」「三又の儀」(六区)を取材しました。

午前7時半,現地到着。磐裂(いわさく)神社で両区の役員さんが準備を進めていました。神殿に野菜や米を供えた後,拝殿で手分けして奉書紙に氏子名を墨で書き連ねて竹で挟み,それぞれの区の「御日記」を作ります。大須賀神社から神職が到着。神職が「神の依代」(御日記と榊を奉書紙に包み紅白の水引で結んだもの)を作り上げます。
午前9時半,拝殿で神事が始まりました。神事は30分ほどで,簡単な直会をして午前の部は終了。両区の役員さんが「神の依代」を大切に自分の区に持ち帰りました。

午後は両区で別々に行事が行われます。午後1時,「座敷の儀」が行われる六区のカンヌシ当番家にお邪魔しました。六区の当番は,四十数軒を三組に分け,各組が一年間おびしゃ当番を務めます。組の1軒がカンヌシ当番(筆頭)となります。座敷に忌竹4本で結界を作り,神社から持ち帰った「神の依代」を酒樽に立てて飾ります。結界を囲み,地区の戸主さんが数人ずつ数座に別れて盃を交わします。

午後2時,庭で保存会による獅子神楽が始まりました。前半は二人立ち獅子舞(約20分)で,後半は幣束と鈴を持った獅子神楽舞(約10分)でした。獅子の動きは,独特で面白いものでした。

午後2時半,「座敷の儀」が終わり,カンヌシ当番の交代儀式に移ります。この儀式は集落の三叉路で行う慣わしで,「三又の儀」と呼ばれます。幟を先頭に,カンヌシ当番,役員,お囃子の行列が続きます。このとき,新カンヌシ当番は背中に「神の依代」を背負っています。三叉路にゴザを敷き,新旧当番が盃を交わし,無事に当番が引き継がれ,午後3時前に終了しました。

今回の機材はDX17-55/2.8G,DX10.5/2.8G,D300×2,SB-800×2でした。小雪が舞う寒さの中,指が凍えました。午前の神事は,役員さんのみで見物人はいません。カメラマンも私とケーブルTVの二人でした。午後の行事は,地元の皆さんのほか,カメラマンは数人でした。

お忙しい中,詳しく教えてくれた氏子総代さん,地区の皆さん,ありがとうございました。

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