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2009/08/07

信州・野麦峠

帰路は,時間に余裕があったので,白川郷から高山へ戻り,木曽街道(R361)で野麦峠に立ち寄ることにしました。

090807野麦峠は,長野と岐阜の県境にある標高1672mの険しい峠です。江戸~昭和初期ころまで,信州松本と飛騨高山を結ぶルートは野麦峠を通らざるを得ず,多くの旅人を苦しめた難所でした。

特に,明治~昭和初期の殖産興業で信州・諏訪地方の製糸業が盛んになると,貧しかった飛騨の農村から少女たちが女工として集団で出稼ぎに送られました。
懸命に働く女工たちの唯一の楽しみは,正月の飛騨への里帰り。暮れに帰省を許された女工たちは,故郷を目指し,厳寒の野麦峠を歩いて越えました。足を滑らせて谷底へ転落する者,凍傷で動けなくなる者が続出し,たくさんの女工が野麦峠で命を落としたそうです。
その悲哀は,山本茂美のノンフィクション小説「あゝ野麦峠」や同名の映画などで後世に伝えられています。それで一度訪ねて見たいと思っていました。

女工たちが行き来した旧野麦街道は,峠の頂上から信州側ワサビ沢までの約1.3kmが長野県史跡として保存されています。写真は,ワサビ沢の「旧野麦街道」入口です。観光客もなく,ひっそりと静まりかえっていました。

次は,野麦峠を下って木曽奈良井宿へと向かいます。

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