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2009/04/04

東庄・笹川の神楽

東庄町・笹川の諏訪大神の神楽を撮りに行って来ました。

090404建久2年(1191),源頼朝の武運長久を祈願して千葉氏が奉納したのが始まりと伝わる県無形民俗文化財です。

花ぐもりの中,現地に到着。午前10時,拍子木を先頭に猿田彦(天狗面)のお練り行列が神社に入ります。拝殿で神事の後,午前11時,拝殿前で稚児の榊舞いが始まりました。

正午ころ,猿田彦の舞いが始まります(写真,クリックで拡大します)。演目は,三方荒神,稚児幣足舞,天児屋根命と天太玉命,乙女命,手力雄命,榊原命,八幡大神,稚児扇合舞,宇受女命,蛭子命(恵比寿)とひょっとこ,稲荷大神と狐,種蒔命,受持命と続き,〆は素戔嗚尊です。途中で,2回餅まきが入り,大きな鯉や団子などを撒いていました。

この神楽,一座あたりの舞い時間がとても長く,一番長い猿田彦で約2時間,最短の八幡大神でも25分間も続きます。7地区が年番で,地区の青年たちが伝統を受け継いでいるそうですが,約10時間の長丁場なので神楽師やお囃子方も大変です。見ている地元の皆さんも,雨が降り出す中,最後の素戔嗚尊が終わる午後10時ころまでしっかり見届けていました。

今回,機材は,DX17-55/2.8G,VR70-200/2.8G,D300×2,SB-600,SB-800を使用しました。神楽殿は,正面と左右の三方が開いているので,舞台ソデからの撮影は容易です。舞台の床が低いので脚立の出番はありませんでした。見物人もアマチュア・カメラマンもすごい数でした。

最近訪れた神楽の中でも,見る側にそれなりの覚悟が必要な本格的な神楽でした。
夜遅くなったので,今夜は成田空港そばのホテルにチェックイン。明日は取香の三番叟を撮りに行きます。

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